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11月12日(日曜日)、約140年の歴史に幕を閉じ、9年前に閉校となっていた「旧江見小学校」の校舎開放が、鴨川市教育委員会(鈴木希彦教育長)の企画によって行われました。
旧江見小学校は、今後校舎を解体し、跡地には新たに公民館が建設されることから、解体前の校舎を地域に開放することととなりました。
当日は、雨にもかかわらず、9時から12時までの3時間の間に、総勢約90人が訪れ、校舎内外を見学し、当時を振り返りながら思い出を語り合っていました。
卒業生の中には、地元をはじめ、千葉県内外から訪れる方もおり、家族やお孫さんに「ここが俺の(私の)母校だよ。」と嬉しそうに語り、職員玄関から校舎に入っていく姿が印象的でした。
また、閉校当時の本吉淳二校長をはじめ、旧江見小学校に勤務した多くの教職員の姿も見られました。
教室の机や椅子は既に撤去されていますが、黒板やチョークは当時のまま残っていたため、訪れた方の中には、黒板に最後のメッセージを書き込む姿も見られました。
校舎内の見学を終えた方からは、「当時に戻ることができました。懐かしい思い出が蘇ってきました。」、地元の子どもたちからは、「公民館になっても来るよ。」といった声が聞かれました。
▼当時の様子を思い出しながら、校舎内を見学していました