(目的)

第1条　この告示は、空き家バンクの実施について必要な事項を定めることにより、市内における空き家の有効利用を通じて移住及び定住の促進並びに交流人口の増加を図り、もって地域の活性化に資することを目的とする。

(定義)

第2条　この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(空き家の登録の要件)

第3条　鴨川市空き家バンク空き家登録台帳(以下「空き家登録台帳」という。)に登録することができる空き家は、次に掲げる要件を満たすものとする。

(空き家の登録の申込等)

第4条　前条の規定により空き家の登録を受けようとする所有者又はその代理人(以下「申込者」という。)は、鴨川市空き家バンク空き家登録申込書(別記第1号様式)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(空き家の登録の変更等)

第5条　前条第3項の規定による通知を受けた者(以下「空き家登録者」という。)は、同条第1項の申込書に記載した事項に変更を生じたときは、鴨川市空き家バンク空き家登録変更届出書(別記第5号様式)に同項各号に掲げる書類(当該変更に係るものに限る。)を添えて、市長に提出しなければならない。

(空き家の登録の取消し)

第6条　市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、空き家の登録を取り消すとともに、鴨川市空き家バンク空き家登録取消通知書(別記第7号様式)により、その登録を受けていた者に通知するものとする。

(利用者登録の要件)

第7条　鴨川市空き家バンク利用者登録台帳(以下「利用者登録台帳」という。)に登録することができる者は、次の各号のいずれかの要件を満たすものとする。ただし、その者が鴨川市暴力団排除条例第2条第3号に規定する暴力団員等又は同条例第9条第1項に規定する暴力団密接関係者である場合は、登録しないものとする。

(利用者登録の申込等)

第8条　前条の規定により利用者の登録を受けようとする者は、鴨川市空き家バンク利用者登録申込書(別記第8号様式)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(利用者登録の変更等)

第9条　前条第3項の規定による通知を受けた者(以下「利用登録者」という。)は、同条第1項の申込書に記載した事項に変更を生じたときは、鴨川市空き家バンク利用者登録変更届出書(別記第12号様式)に同項各号に掲げる書類(当該変更に係るものに限る。)を添えて、市長に提出しなければならない。

(利用者登録の取消し)

第10条　市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、利用登録者の登録を取り消すとともに、鴨川市空き家バンク利用者登録取消通知書(別記第14号様式)により、その登録を受けていた者に通知するものとする。

(登録情報の公開等)

第11条　市長は、空き家登録台帳に登録された必要な情報をインターネットの利用その他の方法により公開するものとする。

(市の関与)

第12条　市長は、空き家登録者と利用登録者の空き家に関する交渉及び売買又は賃貸借の契約の締結について、これに関与しないものとする。

(適用上の注意)

第13条　この告示は、空き家バンク以外による空き家の取引を妨げるものではない。

(その他)

第14条　この告示に定めるもののほか、空き家バンクの実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。