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鴨川市土曜スクール「ボッチャ講習会」を開催
スクールスタッフ14人が参加し、佐伯講師に指導を受ける
鴨川市土曜スクールでは、12月11日(水曜日)に7スクールのスタッフ等14人が集まり「ボッチャ講習会」を鴨川市総合運動施設文化体育館2階会議室で開催しました。この講習会は令和7年1月25日(土曜日)に合同事業で開催される「ボッチャフェスタ」の前にボッチャをより深く理解するため、スタッフが実施したものです。
講習会では、安房地域リハビリテーション広域支援センターの佐伯考一氏を講師に迎え、講義と体験会をしました。
ボッチャとは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツです。障がいのために指先の小さな動きしかできない方でも参加できるようになっていて、パラリンピックの正式種目となっています。最近では、障がい者のみならず、子供、高齢者の体験会・大会や一般企業での対抗戦などが行われています。多様な個性を持った方が同じコートで、真剣勝負ができるゲームです。
講義の中で、このゲームを普及すると共に、「障がい者に対する理解が深まり、このゲームと同様にルールを変える事や心配りがなされる事により、障害者が感じるバリアを軽減し、多様な個性を持った方が気持ちよく過ごせる地域になってくれたらとの話がありました。
また、共生社会や重層支援についての説明があり、今日はその言葉を覚えていてほしいと伝えていました。
体験会では、簡単なルール説明の後に、チームに分かれゲームを実施しました。投球されるボールの軌道に視線を向けて、歓喜の拍手や悔しさの声などが聞かれ、楽しい時間を過ごしました。
参加者からは、「ボッチャの人と繋がれるスポーツというところが良いと思います」「子どもも楽しめる競技ですね」「白ボールに近づけるために夢中になりました」「審判はちょっと難しいかな」などの声が聞かれました。
共生社会とは
障がいの有無や年齢、性別、国籍などさまざまな違いのある人々が対等な立場で相互に尊重し合い、多様な形で参加・貢献できる社会。
重層支援とは
一つの支援機関だけでは解決に導くことが難しいような複雑な、複合的な課題を持つ方(家族)をサポートするための体制を作る事業。
共生社会や重層支援について・ボッチャ説明について
ボッチャの練習の様子