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展示会「鴨川市所蔵 菓子木型 ~美しい和菓子のカタチ~」

ページID:0030717 更新日:2024年8月21日更新 印刷ページ表示

資料館所蔵の菓子木型を展示

 郷土資料館では、昭和の終わりころまで使用された和菓子を作るための木型を80点近く所蔵しています。これは、鴨川市内にあった2軒の和菓子屋から別々に寄贈されたものです。

 この展示では郷土資料館所蔵の菓子木型とともに、木型から型抜きした和菓子の模型を展示します。展示資料の中には「長狭高校の校章」の木型や「鴨」の木型など、鴨川独自で使用された木型もあります。あわせて、郷土菓子である鯛せんべいの型も展示します。また、和菓子の歴史、人の一生と和菓子の関係などを紹介します。単なる道具ではない、彫刻作品ともいえる菓子木型から作られる、美しい和菓子のカタチをご覧いただき、なつかしんでください。

展示品を見ている様子

期間

令和6年8月14日(水曜日)~9月29日(日曜日)

開館時間

午前9時から午後5時まで

展示場所

鴨川市郷土資料館

入館料

一般200円 小中高校生150円 鴨川市民無料

菓子木型の歴史

 菓子木型が作られるようになったのは江戸時代で、木型職人によってひとつひとつ手作業で作られてきました。しかし現在、木型職人は全国でも数名となってしまいました。菓子の起源は縄文時代、天然の木の実や果物を食したことからだといわれています。『日本書紀』には米もやしで作ったとされる飴の記述があり、和菓子の歴史は日本人の歴史であるといえるでしょう。

人生の節目ごととの結びつき

 人生の節目ごとに数多くの大切な行事があり、和菓子はそれらの行事との強い結びつきを持っています。 そして季節にあわせて味わう和菓子。

 これらの菓子木型には、鶴や鯛などのおめでたい型や、供物などに用いられる蓮や菊の花の型があり、それぞれに繊細な和菓子を作るための図柄が、立体的に細部まで精巧に彫られています。

展示室の写真

菓子木型の展示

菓子木型展の入り口の写真

▲郷土資料館に入って右に進むと展示室があります

菓子木型の展示室の写真

▲さまざまな菓子木型が並んでいます

ハスの花の菓子木型の写真

お月見団子の菓子木型

栗やカボチャの形をかたどった菓子木型

▲春夏秋冬の植物や行事に合わせた菓子木型

鴨川市にまつわる菓子木型の展示

▲鴨川にまつわる形の菓子木型の展示も

長狭高校の校章の菓子木型

▲千葉県立長狭高等学校校章の菓子木型

タイせんべいの菓子木型

▲鯛せんべいの型

体験ブースで型抜き体験ができます

 型抜きの体験ブースを設置しています。ここでは室内用の砂を使って自由に型抜き体験を行うことができます。

 ※使用する菓子木型や木べらは貴重な資料です。やさしく大切に扱ってください
 ※体験コーナーの砂は持ち帰ることはできません。

型抜きの体験ブースの写真

型抜き体験のやり方

  1. 菓子木型に砂を詰めます。手や木べらで強く押し込むように入れるときれいに模様が出ます
    型抜き体験で砂を菓子木型に詰める様子
    木型に砂を詰める様子
  2. 木べらで余分な砂を落とします
    木べらで木べらに砂を詰める様子
  3. 菓子木型に板を当ててひっくり返します。菓子木型の模様に固まった砂が出来上がります。
    木型に詰めた砂を取り出した様子

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