本文
繭から紡ぐ! 世界に一つのmyシルクランプシェード作り体験

みなさん小さい頃に蚕(カイコ)を育てたこと、ありませんでしたか?
私は、小学生の頃学校で蚕を育て、その繭を家に持ち帰り放置していて“蛾”になってしまい、家中を飛び回って大騒ぎになった記憶があります。
小学校では蚕を育てることはしますが、繭から糸を紡ぐことは教えてくれなかったんですよね~。(汗)
そこで今回は、千葉でも南の地域では唯一、養蚕を行っている『繭灯り 夢工房』で繭から糸を紡ぎ、ランプシェード作りを体験させていただきました。
蚕が作ってくれた繭(こんなにたくさんの繭!)をお湯で茹でると、水溶性のたんぱく質が溶け出して少し柔らかくなり、糸がほどけやすくなるそうです。
さて、繭を茹でている間に、ランプシェードの柄をレイアウトしておきます。←写真は一緒に体験した方が和紙の切り絵でデザインしたもの♪ 私もなかなか決められずにかなり悩みました…。
そうこうしている間に茹で上がった繭。そこに箒の先みたいな道具でザクザクすると…蜘蛛の巣の糸くらいの細い糸が絡まってくるので、それを纏めてランプシェード本体に巻き付けていきます。
うわ~‼ すご~い‼ 1本の糸は本当に細いけれど、いったい何本あるのかな~? 数えてみたら、約50個の繭から糸を紡いでいました(びっくり!)
さぁ! ここからはひたすらグルグルと糸を本体に巻き付けて、柄を配置する土台を作っていきます。
お手製の糸回し器?のおかげで、あっという間に白く和紙を張ったようになってきました(ルンルン)
そこに、先ほどレイアウトしておいた柄を1面づつ、一つ置いては数回糸を巻き、また次の柄を置いて数回糸を巻く作業を繰り返し、4面すべての柄の位置を決めて作っていきます。
夢工房では、四季折々の花などを押し花にして準備してくれていましたが…
私は南国風にしたい! と、ブーゲンビリアの押し花とプルメリアの花やモンステラの葉の形に切り抜いた紙を持参しました。←勝手なことしてすみません(汗)
4面すべての柄を配置し終わったら、あとはひたすら巻き巻き。
繭1つから約1000mが取れるそうで、幅15cm×4面=1周60cm、糸がなくなるまで巻き続けるので…約1600周!! お手製糸巻き器があって良かったぁ。(ホッ)
ほぼすべての糸を紡ぎ終わりました(笑顔)
いやぁ~。 さすがシルク。 光が当たると艶々です(キラキラ)
丸裸になってしまった蛹はちょっとかわいそうですが、しっかり糸を使い大切にしますからね(ありがとう!)
あとは、電気ソケットやスイッチ、電球を付けていただいて…完成!
さっそく、灯りを点けてみると…
おおっ~。 オレンジ色の暖かい灯りが、素敵~。←自画自賛
おおよそ、2時間半、おしゃべりしながら楽しく体験させていただきました。
あなたも、世界に一つの“myランプ”でスローライフなひと時を照らしてみませんか?
鴨川市ふるさと納税でも体験できます。
【繭灯り夢工房】シルクと押し花のランプシェードづくり体験 [1(5)-18] - 千葉県鴨川市 | ふるさと納税 [ふるさとチョイス] (furusato-tax.jp)<外部リンク>
◎体験施設
繭灯り夢工房(まゆあかりゆめこうぼう)
所在地:千葉県鴨川市貝渚840-4
電話:04-7092-1882 携帯:090-2732-5507
講師:内記 朗(ないき あきら)
※事前予約制です。農繫期などで対応が難しい場合があります。
(photo & text YUKIE YAMANAKA)