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春へもう一歩!ほんのりピンク色の梅の花シロップ

温暖な気候と言われているこちら鴨川ですが、やっぱり冬は寒く、梅の花が咲き始めてやっと少しづつ暖かい日が増えてきます。
そんな春の訪れをいち早く教えてくれる梅の花ですが、“実”を利用することはあっても“花”を利用することは少ないですよね。
もちろん!実をたくさん実らすためには、たくさんの花がなければ実りも少なくなってしまうので、実のつく木の花はそのまま、たくさん実をつけてもらって…。
でも、我が家の庭には実る梅の木と実らない木があったため、実らない梅の木の花(紅梅)をなにか利用できないかと思っていたところ、知り合いから、「花をシロップにすると美味しいらしいですよ!」と!!
いったいどんな味がするのか、さっそく梅の花シロップづくり、チャレンジしてみました。
まずは、梅の花をひと掴みくらい摘み…花が開いてすぐの方が香りが良いのだそうですが、時すでに遅し…咲き終わりくらいになってしまってました。(涙)
なにはともあれ、摘んだ花を水で洗っておきます。
材料は、梅の花と砂糖、レモン(約1個分)、クエン酸(写真撮り忘れました)。たったのこれだけ。
まずは、砂糖を500gはかり、
鍋に水500mlと砂糖を入れて煮立たせ、よく溶かし、冷ましておきます。
冷ました液体に、洗った梅の花、スライスレモンを入れて、2~3日冷蔵庫で漬けこみます。時々かき混ぜましょう!
すると…
紅梅だったからか、ほんのりピンク色に♪
花やレモンを濾し、液体のみを鍋で味を見ながらクエン酸を加えて短くひと煮立ちさせ、熱いうちに煮沸しておいた瓶に詰めましょう。
さてさて、さっそくお味見…。私は炭酸が苦手なので、氷水で割り、スライスレモンを飾って。
あっ!美味しい! 例えようのない味ですが、“お花”の味がする!って感じで、ビジュアル的にもほんのりピンク色でかわいい♪
お湯割りやアルコール類で割っても美味しそうです。
原液は、保存がきくようにお砂糖がたっぷり入っているのでかなり甘ったるいですが、クエン酸を入れることで味が引き締まり、お花の香りが引き立ってきます。
今回は“梅の花”を使いましたが、香りのよい花(桜やバラ、エルダーフラワー、カモミールなど)やハーブの葉(ミントやセージ、ラベンダー、ドクダミなど)でも同じ要領でお作りいただけるようですよ。
みなさんもどんな味がするのか、興味ありませんか?
もし、実のつかない梅の木があったら、ぜひ試してみてくださいね。
(photo&text YUKIE YAMANAKA)