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お米づくりを体験!(1)<土づくり>
自分の手で育て収穫したお米をいただく!田舎暮らしの憧れですよね~。
ここ鴨川は皇室への献上米で有名な「長狭米」が穫れる、米どころ。長狭地域以外でも各地域で田んぼがたくさんありますが、最近は作り手の高齢化や後継者不足で休耕地も多くなって来ているとか…。
確かに実際にお米を作るには結構ハードルが高くて、ノウハウは無いし、すべて人力では体力的にも難しいけど機械類は高い。
そこで、今回は地元の方にご協力いただき、友人たち十数名ほどと共に、お米づくり体験にチャレンジ!!
まずは、第1弾、土づくり。
畔と田の境目をスコップで切っていきます。この作業を「畔きり(くろきり)」と言うそうで、今は機械でもできる様ですが、今回は体験ということもあり人力で行います。
みんなで並んで少しづつ畔きりをしながら傍らでは、機械を使って田んぼの土を攪拌しています。いわゆる、「田おこし(たおこし)」だそうです。
硬くなった土をゆっくりゆっくり、中心に向かってぐるぐる回りながら全体を柔らかくしていきます。
田の土に足を取られて泥んこになりながら、ここまでで丸1日かかりました。
さあ次は、水を入れて先日畔きりをしたところへ泥を塗り固める「畔ぬり(くろぬり)」と、田の土を柔らかく滑らかにする作業。
ついでに田んぼ廻りの草刈りもして、結構な重労働なので休み休み…。
やはりこの日も土に足を取られて体力の消耗が激しく、ここまでで作業は終了。
続いてまた別日、田植えを前に田んぼの土を平らにする作業「代掻き(しろかき)」。
やはり体験ということもあり、畔の傍はお手製のトンボで人力で作業。
真ん中の方はトラクターに木の棒を引っ張ってもらう昔ながらの方法で、平らにならします。
きれいに平らにならしたら、続いてこちらの散布機で肥料を撒きます。
何度も肥料を撒かなくてすむように、灰色の粒と白い粒とで溶け方が違い、長い期間肥料が効くようになっているそう。
肥料が一ヶ所に偏らないよう、畔から飛ばし散らす感じですね。全体に肥料が行き渡っていないと収穫量がずいぶん変わってくるそうで、一番大事な作業とのこと。
よかった!土が落ち着いたらきれいに平らになっていました。
さぁ!次は田植え!!まだまだ先は長いけど、美味しいお米を作り食べるために、みんなでがんばるぞ~。
お米づくりを体験!(1)<土づくり>
Photo&Text
YUKIE YAMANAKA