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お米づくりを体験!(2)<田植え~生育状況>
前回「お米づくりを体験!(1)<土づくり>」の続き、いよいよ!第(2)弾 <田植え~生育状況>編です
田植えのこの日は、メインイベント⁈に相応しくお天気もバッチリ。
事前に地元の方のご協力で、購入しておいた苗で、広い田んぼに手で1本1本植えるのは大変なので、機械の使い方を教えていただき、機械で植えられない部分のみ人海戦術です。
いざ!田んぼの準備は万全⁈と言うことで、田植え機の使い方や真四角ではない田んぼの効率のいい回り方を教えていただきながら、植えていきます。
がっ!トラブル発生!!田んぼに深い部分があって、田植え機では植えられない部分があることが発覚し、そこも一部人の手で植えることに…。
深い泥濘(ぬかるみ)に足を取られながら、腰を曲げての作業は見ているよりもずっと重労働です。
これ全部人力で植えていた昔の人はすごい!!
そして、田植え機ってすばらしい!!
手押しタイプの小さな機械とのことですが、あっという間に半分植えることが出来ました
同じところを2度通らないように、一筆書きの要領で植え残しの無いように真ん中から植えていき、最後に外側を植えてスタート地点に戻ってくるのですが、やはり多少の植え残し部分が出て、みんなで「あーだこーだ」言いながらも手で植え…
なんとか田植え完了です。
小さな小さな苗ですが、太陽の光をいっぱい浴びてちゃんと大きくなってたくさんの稲穂をつけてくれ~!と、祈るばかりです。
さて、田植えから約1か月、畔や土手の草が繁茂してきたので、みんなで草刈りがてら稲の生育状況をパチリ。
植えたばかりはどこに稲があるかわからないくらい小さかった苗も、少しづつ大きくなってきています。
田植えから約2か月、水面が見えづらいくらいずいぶん大きくなってきました。
こうなってくると、植え残したところが目立ちますね(汗)
ザリガニが大発生してしまうと稲を「チョッキン」と切られてしまうこともあるそうですが、被害はなく大丈夫でした。
そろそろ肥料が必要な時期とのことで、みんなでまんべんなく肥料が行き渡るように、田んぼの周りからと届かない真ん中と担当を決めて肥料を撒きました。
栄養をたくさん吸って美味しい稲穂がたくさん実りますように…。
田植えから約2か月半、濃い緑の田んぼに獣が入らないよう、電気柵を張り巡らせました。
田んぼにイノシシが入って土を掘り返すと、お米が臭くなってしまうのだとか…。
美味しいお米を採るためには、いろいろ手をかける必要があるんですね~。
7月も下旬に差し掛かってきましたが、お天気がイマイチで日照が少なく、例年よりも葉の数が少ないそう。
お願いだからお天道様、出てきて~。
葉の数が少ない分、たくさんは採れないかもしれないそうですが、無事に穂を出し花が咲いてきました♪
ここからは水を抜くため、畔板も外しました。
ん?? 虫?
正体はカメムシだそうで、穂のエキスを吸われてしまうと実にならなくなってしまうとの事で、薬剤はあまり撒きたくないけれど、美味しいお米を食べたいので防除です。
朝露が乾かないうちに薬剤を撒くことで定着が良いそうで、動力噴霧器の使い方から撒き方のコツなどを丁寧に教えていただきながら、7月も終わり近くの早朝(朝6時30分)から薬剤撒きです。
(ど素人を相手に丁寧に早朝からご指導くださり、本当にありがとうございます。)
畔の草が繁茂していると風通しが悪くなり生育に影響が出ることもあるそうで、薬剤を撒き終わってから、畔や土手の草刈りも行いました。
8月上旬、晴れて暑い日が続いていますが、稲の生育具合は…
ピンと立っていた穂が少しづつ重みでお辞儀し始めています。
8月中旬、穂もずいぶん重そうになって来て、田んぼが少し黄色くなって来ました。
さあ!そろそろ収穫間近となってきましたよ
収穫の様子は「お米づくりを体験!(3)<稲刈り!>」をご覧ください。
お米づくりを体験!(2)<田植え~生育状況>
Photo&Text
YUKIE YAMANAKA