海あり、山あり、グルメあり！安房鴨川でチルアウト！

　太平洋を望む磯浜で一休み。パノラマの景観に歓声があがります。

　車に乗り込み次の目的地へ。途中、地元民が愛する老舗の惣菜屋さん、石渡チキンストアーに立ち寄って腹ごしらえをして……

　鶏のもつ煮は鴨川人のソウルフード。筆者はチキンカツをチョイス。

　たどり着いたのは、2月にオープンしたばかりの「小湊さとうみ学校」。廃校を利用した総合運動・体育施設です。Wi-Fiを備えた無料のオープンスペースや多目的室、宿泊施設などを備え、スポーツ・文化を通じた市民交流の場となることを目指しています。子どものためのスポーツプログラムも定期的に開催しており、鴨川に移住したら積極的に利用したい施設です。

　鴨川ウェルネスの新名所。子どもたちが元気に遊ぶ姿が見えました。

　海も山もあるのが鴨川のいいところ。次は海辺を離れて、内陸部のチルスポットに向かいます。その前に城崎海岸前の「極味のひもの魚水」でおみやげを物色して……

　脂が乗った特大とろあじの干物で有名。ウツボの干物など珍しいものも。

　車を20分ほど走らせ、たどり着いたのは大山不動尊でした。再来年開山1300年（！）を迎える大山不動尊は、成田山新勝寺、雨降山大山寺と共に「関東の三大不動」に数えられる、由緒正しいお寺です。お寺は高倉山の中腹にあり、境内から長狭平野が一望できました。
　大山不動尊では毎年5月に「火渡り祭」、8月の夏祭りが開かれ、多くの人々が集まります。地域6地区の神楽宮と神輿が急斜面を担ぎ上げられる姿には凄まじいものがあります。

　海岸線まで約14キロ。木々に包まれた静寂の中でチルアウト。

　波を彫らせたら天下一！　鴨川の名工、波の伊八の彫刻を発見。

　お腹が減ってきたところで、山を下り少し早めの夕食に。着いたのは、移住者が営むカフェ＆ゲストハウス「KOZUKA 513」。古民家をリノベーションした心安らぐ空間で、自家製の野菜や・地元の食材を使った料理をいただきました。

　鴨川で育てられた、季節の様々な食材を用いたプレートディッシュ。
　食後はオーナーに開店秘話を伺いました。古民家の改修についてや、近所付き合いについて、宿の経営についてのリアルな話に、移住検討中の参加者も真剣に耳を傾けていました。

　近所の方との畑でのふれあいが楽しいと話すオーナー。

　ふと気づけば、日も暮れています。これから一体どこへ？　鴨川有料道路（無料開放）を北上し、たどり着いたのは清水渓流広場でした。6月下旬のこの時期は、ゲンジボタルとヘイケボタルを観賞することができるのです。公園内は渓流沿いに木道が整備されているので、暗くなっても安心。一日の旅の終わりを、ホタルの光で締めくくることになりました。

　移動中の車内では、参加者の方々が物件の探し方や、海と山との環境の違い、移住したら始めたいことなど、情報交換を行って交流を深めていました。別れ際には連絡先を交換する姿もあり、今回のツアーをエスコートできたことを嬉しく思いました。

　以下、参加者の方々の感想です。

　「有意義でした。色々な場所を案内して頂き、鴨川の良さが判りました」

　「参加者の方々と会話ができて、とても充実した時間でした」

　「棚田やお寺、ホタル、古民家での食事など絶好のタイミングで見ることができ、とても感動しました」

（T.Otani）