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「屋外でゆっくり、スローフードを愉しもう!」
今回のイベントは残念なことに、巷で新型コロナウィルス感染症の第7波が広がっており、急遽、イベントの開催を予定していた「四方木」地区での開催を見合わせざるを得なくなってしまいました(涙)
イベント自体を中止にする事は簡単だったのですが、せっかくのご縁でお申し込みをいただいているので、なんとか開催したい‼とスタッフが駆け回り、各所のご協力をいただき、開催場所や一部内容も変更となりましたが、開催に漕ぎつけることができました。
当日は8名の方にご参加いただき、お天気にも恵まれ、連日の暑さがほんの少し和らぎ、日影や木陰なら屋外でも過ごせる陽気。
開催場所は、「内浦山県民の森」のBBQスペースと炊事場をお借りし、そば打ち体験から、粉からの“うどん打ち体験”へ変更となりました。
内浦山県民の森は、鴨川でもかなり山側に位置し、都心側からくる方はナビで結構細い山道を案内され、本当に辿り着けるのだろうか…と不安になったそう。
みなさん無事に辿り着き、ご挨拶と共に変更のお詫びをしつつ、いよいよイベントスタート。
粉からのうどん打ち体験は、ベンチタイム(熟成時間)があるので、まずは生地を作ります。
うどん用の粉に塩水を数回に分けて混ぜ入れ、団子にせず、まずはそぼろ状にします。
結構みなさん、初めてながら良い手つき⁈
塩水を混ぜたらひとまとめにして、粉っぽさがなくなるまで捏ねます。
ここで、うどんに“コシ”を出すため、生地を厚いビニール袋に入れて踵でまんべんなく潰す感じで踏み踏み。
しっかり踏まれた生地は艶が出て、美味しそう。
ここで生地はベンチタイム(熟成時間30分~1時間)を取り、その間に野草探しへ。
内浦山県民の森は、保護地域となっているため摘むことは出来ませんが、足元に生えている食べられる野草(雑草にしか見えない)を探します。
山椒の木、カタバミ、オオバコ、タンポポ、ヤブカラシなど、「へぇ~! 食べられるんだ~。」と、参加者のみなさん、興味津々。
本当なら摘んだ野草を美味しくいただきたかったのですが…すみません(汗)
参加者のみなさんが野草探ししている間にも、鴨川の鰹節屋さんの鰹節を使い出汁をとってそばつゆも手作り、薬味の準備や、かもくら畑他の地元野菜を下ごしらえ。
日中の散策は熱中症の危険もあり、30分ちょっとで切り上げて、いよいよ!うどん生地を延ばして切り、麺にしていきましょう!
何度も経験があってコツを掴めば簡単なのかもしれませんが、均一な厚さに、可能なら長方形に伸ばしたいのですが、“コシ”があるせいか、延ばしても縮んでしまい、なかなか難しい…。
延ばし終えたら、畳んで切ります。
みなさんそれぞれ少しづつ延ばして切っていただいたので、太さが違ってしまうのでは⁈と心配だったのですが、みなさんとってもお上手で、おおよそ太さも揃ってバッチリです。
麺を茹でている間に、地元野菜の天ぷら(ナス、シシトウ、トマト、オクラ、大葉、ワラビ)も揚げあがり、試食タイム~。
みなさんとワイワイ、粉からうどん作り体験、地元野菜の天ぷらと共に、お腹いっぱいいただきました!
メインのうどん、コシがあって美味しい!トマトの天ぷら、初めて食べましたがこれも美味しい!ワラビのかき揚げもこの時期では食べられないと思っていましたが、大きく成長したワラビの若芽の部分をあく抜きして、とっても美味しかったぁ。麺つゆも出汁の香りがしっかりしていて、絶品でした!
ご参加のみなさんからも、うどん打ちって意外と簡単で美味しいので、家でもやってみようかな~なんて声も。
お腹いっぱいになったところで、お片付けもみなさんに手伝っていただいたので、“あっ”という間。
終了のご挨拶と共に、周辺の観光スポット情報などをお話ししたり、最後までワイワイおしゃべりしながら過ごすことができました。
今回、変更があったにもかかわらずみなさんに楽しんでいただけたようで、良かったぁ。
また、鴨川でお会いできるのを楽しみにしております!
次回は、通常かもくら8月20日(土曜日)、まだまだ暑いけれど…秋冬野菜の種まきや田舎暮らしスキルアップチャレンジ「お庭で野鳥観察⁈DIYで巣箱を作ってみよう!」を予定しております。
ほんの少し田舎の愉しみ方&知り合いやお友達と出会えるきっかけになると思いますので、参加ご検討してみてはいかがでしょうか?
Photo&text YUKIE.Y