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藤井照久さん

ページID:0001705 更新日:2021年8月1日更新 印刷ページ表示

移住者の写真

「いずれ農業者になる(かもしれないw)時のために経験値を積もう!」と、2017年に当方主催のセミナーに参加されました。現在の拠点を精力的に整備しながらも地域との関りも積極的に持たれているため、今や地域には欠かせない存在に。そんな藤井さんに今回は移住地の見つけ方に始まり心構えにいたるまで、その極意を伺わせてもらいました。

移住のきっかけは?

40年前に父親が江見にマンションを購入、以後頻繁に鴨川に滞在していたので土地勘はありました。約10年前、どこか地方へ移住しようと長期計画を立て、身近な鴨川を改めて散策してみたところ、意外な特徴がわかりました。「地形図でみると分かるように、鴨川市は南北に清澄山系と嶺岡山系を有し、それぞれが東西に延びている。このため、内房、外房の気流が往復し空気が常に新鮮、加えて黒潮や半島特有の温暖さなど独自の気候条件が、自分の希望に合っている」といったところです。また、東京から近いという地理的な有利さ、同様な気象条件の伊豆や湘南に比べて人口が少ない、地価が安いなどの条件もあり、鴨川で土地を探すことにしました。見つけた土地は荒れ果てていましたが、大山不動尊の南側斜面に位置し、戦前までこの土地の豪農が暮らしていたという情報もあり、立地条件は良いと判断しました。

移住をするために準備したことや決め手は?

前項でも述べたように、まずその土地が自分の好みや希望に沿ったものであるかどうかを確認するために、足繁く通い、見当がついたらキャンプでも車中泊でも良いのでそこで昼夜を暮らしました。それから土地の人との交流です。幸い、大山(平塚)近辺の方々は、とても開放的ですぐに懇意になれましたが、これは気候条件を含めた環境がよいことの証左だと思います。

移住前と移住後の生活で変わったことは?

5年以上かけて徐々に移り住んだので、特に変わったことはありませんが、東京で犬2頭、猫12頭と暮らしていたのが、あっという間に山羊3頭が増えました。

移住するにあたって苦労した点はありますか?

放置された土地だったので、木の伐採や排水路の確保等、役所の許可を取るのに思いの外、時間が必要でした。

移住を成功させるための秘訣は?

まだ移住したばかりで、成功したかどうかわかりません。ひとつだけ言えるのは、「住む土地とそこに住む人たちを好きになること」

鴨川移住の先輩からのアドバイス!

自分が何をしたいのか、なにが出来るのかをよく考えて、迷いのない結論を出すこと。それさえ決まれば、移住も二地域居住も実現します。気に入った土地が見つかったら、キャンプでもなんでも良いからそこに2泊以上してみること、四季それぞれで滞在してみることですね。


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