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さつまいものツルでクリスマスリースを作りました《ふるさと鴨川通信》
「鴨川暮らしセミナー(かもくら)」は、田舎暮らしの技術を学びながら、地域の方や移住者と交流できるセミナーです。
11月のセミナーでは、サツマイモの収穫や春に収穫する野菜の定植などについて学びました。
まずはこの日畑で扱う作物について学びます。講師の刈込先生から、サツマイモが腐らない収穫の仕方や、よいタマネギの苗の見分け方、ソラマメの種を播く時の種の向きなどについて教えていただきました。
一つ例をあげると、スティクブロッコリーとカリフラワーでは害虫に対する抵抗力が違う、ということ。
どちらも同じアブラナ科だけれども、カリフラワーは一度芯を食害されてしまうと成長が止まってしまうのだとか。カリフラワーを育てるときは、害虫に要注意ですね。
次は実習へ。畑では9月のセミナーで種を播いたダイコンやハクサイが順調に育っています。
10月のセミナーで半分収穫したサツマイモの残りを収穫していきます。
いい、サイズです。
デンプンを多く含むサツマイモは、1か月ほど熟成させることでデンプンが糖に変わり、甘みが増すとのこと。
ツルも無駄にせず、リース作りのためにとっておきます。
ひと月ほど育苗したスティックブロッコリーをハウスの畝に定植しました。
育苗中に害虫に食べられてしまって成長が遅い……アブラナ科の作物は害虫の被害によくあうようです。
スタッフのみなさん、今後の害虫対策を頑張りましょう。
タマネギ苗の定植のため、手分けしてマルチシートを張っていきます。
家庭菜園でマルチを張る機会はあまりないかもしれませんが、雑草を防いでくれるほか、地温を上げて作物の成長を助ける効果もあり、かけた手間以上の恩恵を得ることができます。
ちょっとコツのいる作業なので、実習でしっかり手順を学びました。
その後、スナップエンドウとソラマメを播種して、クリスマスリース作りに移りました。
材料は、まつぼっくりやヒイラギ、カラスウリなど、垣根や里山で獲れる自然素材。
サツマイモのツルを束ねて縒って……
思い思いにあしらって……
完成! 鴨川の秋は色彩豊かです。
リースを作っている間、畑ではスタッフが焼き芋を作っていました。
お芋は刈込先生が一か月ほど熟成させたもの。
ホクホクに焼きあがりました。畑作業で疲れた体に、甘い焼き芋は最高のごちそうです。
みな「甘い!」「おいしい!」と声をあげていました。
以上で今回のセミナーは終了。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・毎度のことですが(と言っても2回目ですが)、作業したり、昼ごはんをみんなで食べたり、話ができる方が増えていき嬉しいです。今後もよろしくお願いします。
・以前、玉ネギを植えたらうっちゃっておいて出来たので「こりゃ簡単」と思っていましたが、翌年不作でした。本日の講義を聞いて、簡単な作物はないと知りました。
・サツマイモの植え付けの仕方で、実のなり方や大きさが違うことが、収穫という形で見られて良かったです。
・ソラマメの播種について、以前種をプランターに植えていたことがあったのですが、ほとんど芽が出ず、「豆の向きがポイントだったのか!!」と目からウロコでした。今年はもう遅くなったので来年改めて挑戦してみようと思います。
次回セミナーは12月10日(土曜日)に開催予定です。
ハクサイやサトイモの収穫、正月飾り作りを予定しています。
詳細はHPやFB、公式LINEにて告知しています。興味のある方はご覧ください
TORU・O