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自家製大豆と地産の糀(こうじ)で味噌づくり 《ふるさと鴨川通信》

ページID:0020304 更新日:2023年2月15日更新 印刷ページ表示

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2月11日(土曜日)は令和4年度第11回目の「鴨川暮らしセミナー(かもくら)」でした。

 

かもくらは、田舎暮らしを楽しくするスキルを学びながら地域の方と交流できるイベントです。市民農園での野菜づくりのほか、四季を感じられる体験型の講座などを開いています。

 

 

 

 

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午前は座学からスタート。山口先生がホワイトボードに描いているのは、空き缶を使ったモグラ捕獲器の作り方です。最近、モグラの被害が深刻なかもくら畑。秋のジャガイモ、冬のハクサイはほぼ全滅。ダイコンもたくさん齧られてしまいました。

 

補足すると、実際に野菜に被害を与えているのはモグラではなくてネズミ。ではなぜ、モグラ対策をするかというと、モグラが掘ったトンネルをネズミが通り、地中から野菜を齧るからです。

 

いくら被害があるとはいっても、実行犯ではないモグラを捕まえるのはちょっとかわいそう!? そう先生に伝えると、身の回りの薬品や波トタン等を使ったモグラ除けの方法も教えてくれました。モグラ対策一つにも、農家の知恵が詰まっています。

 

 

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座学の次は畑での実習に移りました。まずは2月に行うソラマメの摘芯のポイントをチェック。ソラマメは主枝より脇芽に実が付きやすいので、主枝に養分が取られないように摘芯し、状態のいい脇芽だけを残すようにします。

 

 

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この日はあいにくの雨上がりで、屋外の作業は早々に切り上げました。特に粘土質の鴨川では、「雨のあと3日は畑に入らない方がいい」と山口先生。土を踏みしめるとカチカチになってしまい、後が大変です。

 

 

ハウスに移動して、春ジャガイモの植え付け準備について学びます。

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種芋を切る向きは適当じゃいけません。ジャガイモは、地下茎がついていた位置の反対側にある芽が最も発芽力が強いのです。発芽の時期をそろえるため、種芋をよく観察して強い芽を均等に分けてやります。

 

 

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切断面に草木灰をつけて準備完了♪ 一週間程乾燥させて、畑に植え付けます。

 

 

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午後のスキルアップチャレンジは「自家製大豆で仕込む味噌」。今年みんなで育てた大豆は、約3キログラム収穫できました。

 

 

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大豆を水に戻すとかなり膨張して、お鍋がひとつじゃ足りません。3キロの大豆で10キロ近い味噌が作れるようです。

 

 

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茹で大豆と塩、糀をよく混ぜてミンチにして……

 

 

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お団子状に固めて……

 

 

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勢いよく投げる!

投げ入れて空気を抜くことで、カビの発生を予防します。

 

 

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振り塩して重しを載せて完成。10月までじっくり完成を待ちます。楽しみ~。

 

 

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今回の参加者へのおみやげは、先月みんなで漬けたタクアン。手作りならではの素朴な味わいのタクアンになりました。

 

 

 

 

以上で今回のセミナーは終了。

最後に参加者の声を紹介します(※抜粋)。

・畑の連作について、ジャガイモ(酸性が好き)とハクサイのような葉もの野菜(石灰、堆肥を使うもの)との作り分けや、計画が重要だという理由が分かりました。

・植え付けや堆肥など、知らない知識がたくさん学べてますます興味がわいてきました。実際に畑仕事に挑戦したくなりました。まずはできるところから、プランターにて試してみたいです。

・畑の連作障害についての講義が勉強になりました。畑仕事は土や堆肥、管理など、それぞれ難しいのだと知りました。とても学びになりました。味噌づくりはとても楽しく勉強になりました。

 

 

次回セミナーは3月11日(土曜日)に開催予定です。

ソラマメの管理、コカブの播種などを予定しております。

詳細はHPやFB、公式LINEにて告知しております。ご興味のある方はご覧ください

 

TORU・O

 


coming soonもうすぐ開催