本文
新年度第1回目はセルフお灸を試そう!《ふるさと鴨川通信》
新年度第1回目の鴨川暮らしセミナー(かもくら)は、新緑の美しい4月15日(土曜日)に開催しました。
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルを学びながら地域の方や先輩移住者と交流できるイベント。野菜づくりのほか、四季を感じられる体験型の講座などを開いています。
令和5年度、新年度第1回目となる今回は16名の方が参加(うち初参加6名)。講師は山口先生からのスタートです。
ですが…残念ながらしっかりと雨が降ってしまい、実習は農業用ハウスの中だけの作業となりましたが、まずは、新年度第1回目という事もあり、初参加者の方が多かったので、自己紹介なども行いました。
そして、いつもどおり座学で作物の性質や育て方などについてお勉強。
その後、いつもなら実習!と言うところなのですが、昨年度、すべてのセミナーへ参加したセミナー生へ皆勤賞の授与式を行い、いよいよ実習です。
まずはトマト苗の植付け方と支柱の立て方。
鍬で畝を作り、苗を植付け、最後に支柱の立て方を学びました。
続いて、スナップエンドウの収穫。収穫適期を教えていただき、適期のものだけ収穫しますが、よ~く見ないと葉っぱと同じ色なのでついつい見落としてしまいます。
本来なら露地の畑で、夏野菜の植付けをしたかったのですが、雨が結構な本降りのため、みなさんとハウス内の草取りを行いました。
ここで急遽、山口講師がカッターの刃の後ろ側でハサミのお手入れする方法を教えてくださいました。
本来ならここから、午後のスキルアップチャレンジで使うヨモギの葉を摘みに散策予定だったのですが、あいにくの雨なのでハウス内にある雑草(カタバミやカモミール)を実際に見ながら、利用法などを教えていただきました。
収穫したスナップエンドウをおみやげに、畑の実習は終了。
午後のスキルアップチャレンジは、ヨモギの葉をつかってセルフお灸講座。
今回特別講師に、元鴨川市地域おこし協力隊員の小野さん(鍼灸師)を招き、お灸のツボも教えていただきながら、セルフお灸講座。
まずは、ヨモギの葉を乾燥させたものを石臼やミキサーで細かく砕きます。これがお灸に使う、もぐさ(艾)になります。
セミナー生の皆さんの中には、「艾ってヨモギの葉からできていたんだ!知らなかった!」と言う声も。
ミキサーで砕いた艾は、手軽で簡単にできるのですが、手間も時間もかかる石臼で作った艾は、香りも良くやわらかで、なんだかとても効きそうな感じ。
手間暇を惜しんではいけないのかも知れないですね。
出来上がった艾で、みなさんそれぞれにツボの上に艾を乗せて、セルフメンテナンス。
お灸初体験の方は、かなり熱いのではないかとドキドキ体験の様子。
なんでも、初の体験はドキドキ、ワクワクですね。
これにて今回のかもくらセミナーは終了です。
みなさんご参加いただきありがとうございました。
今年度も色々な企画を体験して頂こうとスタッフ一同、試行錯誤しておりますので、ぜひ一度ご参加くださいね。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・初めて耳にする内容ばかりで、大変面白く時間が過ぎるのが、あっ!!という間でした。
・本日行われた事はすべて初めての事でしたのでとてもおもしろかったです。お灸は毎日1つずつ続けていきたいと思います。
・初めての参加で、これからも色々勉強したいと思います。
・今回のスキルアップチャレンジは鍼灸師の先生が来てくださって人生で初めてお灸をやらせて頂きました。お灸の知識ももちろんですが、野草の知識も深く、大変興味を持ちました。今後自分も少しずつ勉強していきたいと思いました。
次回セミナーは5月20日(土曜日)に開催予定です。
オクラやさつまいもの植付けなどを予定しております。
詳細はHPやFB、公式LINEにて随時告知しております。ご興味のある方はご覧くださいね。
Photo&Text Y.YAMANAKA