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「郷土食と観月の宴」 《ふるさと鴨川通信》
今回は鴨川暮らしセミナー(通称:かもくら※)のスペシャル企画、第4弾!
「田舎時間の楽しみ方~郷土食と観月の宴~」ということで今回の体験メニューは
太巻き祭り寿司作り・和ろうそくの絵付け・月見ダンゴ作り・秋の夜空レクチャーと盛り沢山の内容となっております。
(※通常のかもくらセミナーは畑での野菜づくりと、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回、開催しています。田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベントです。)
今回の参加者は7名、午前中は天気がぐずつき秋の夜空レクチャーの心配もありましたが、そこは“晴れますように”と願いつつ開催です。
まずは千葉県の郷土食、太巻き祭り寿司作りからのスタートです。
絵柄はパンダとカタツムリです。二班に分かれて作ります。お手本の写真がこちら(下の図)はたしてこの様に上手く作ることができるのでしょうか!?
【花味結】さんの指導のもとみなさん着々と作っていきます。お米で山を作ったりお箸で凹ませて谷を作ったり、具材で顔のパーツを作ったり。
1センチでもズレると仕上がりが大きく変わってしまう様で、かなり細かい作業でした。
「巻きす」の使い方も難しそう…思い切りが大切と講師の方がおっしゃってました。
完成品がこちら!
みなさん上手!!ちゃんとカタツムリとパンダになってます。
垂れ耳パンダや少しホラーなパンダもいて、みなさん盛り上がってました。
試食は後のお楽しみです。
続いては部屋を移って和ろうそくの絵付け体験です。
最初はみなさんおしゃべりしながら和気あいあいとしていましたが、5分もしたらみなさん集中して黙々と筆を走らせていました。
みなさん個性が爆発してますね。
和ろうそくには炎のゆらぎに癒し効果があり、風に強くて消えにくいそうです。
夜になったら外でつけてみましょう。
次はまた調理室に戻りお団子作りです。
お団子を茹でたら氷水につけて、みたらし作り班ときな粉作り班にわかれます。
何と今回、きな粉はスタッフの自家製大豆から炒って作ります。
大豆の水分がとんだらミキサーにかけてふるいでこします。
できたてのきな粉の香ばしく大豆の芳醇な香りにみなさん感動!!
それではお待ちかねの試食タイムです。
太巻き祭り寿司とお団子に、かもくらセミナー自家製の味噌で作ったお味噌汁、かもくら畑でとれた野菜の炒め物など品数いっぱいでお腹いっぱいになりました。
みなさん作りたてのきな粉や自家製味噌、採れたて野菜の味に喜んでいて、スタッフもうれしい気持ちになりました。
お部屋に飾ったススキも良いかんじ!
最後はいよいよ【鴨川市に天文台をつくろう会】さんによる秋の夜空レクチャーの始まりです。
暗くなる前に館内で星の知識を深めます。
中秋の名月は必ずしも満月でない事(今回はほぼ満月)や次回は7年後ということ。
夏の大三角についてのお話や星座クイズで盛り上がりました。
外が暗くなってきたので実際に外に出て夜の星空観察の開始です。…とその道中に火をつけた和ろうそくがこちらです。
望遠鏡で月を見るのは初めてだったんですが、とても明るくて眩しいくらいでした。
これが欠けた月だとクレーターまではっきり見えるそうです。機会があれば欠けた月も見て見たいですね。
土星も環までくっきり見えたのですが、写真に収めることができず残念です。
最後にレジャーシートにみんなで寝っ転がり実際の星座の位置を教えて頂きました。
子供のころにかえった様な気になり、ワクワクしました。
最後に参加者の皆さんの声をご紹介します。
・楽しかった、美味しかった。手作りの良さを再認識。
・太巻きもおいしかったし、星を観て感動したし最高でした。
・内容も盛りだくさんでとても楽しかったです。食を通じて住んでいる地域への理解が一層深まりました。
以上で、かもくらスペシャル第4弾は終了です。ご参加いただきありがとうございました!
次回は通常のかもくらセミナーが10月21日(土曜日)に開催予定です。
内容はサツマイモの収穫、ミズナの播種、などを予定しております。
HPやFB、公式LINEでも詳細を告知予定ですので、是非ご覧ください。
(photo&text M. NAKANO)