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意外と簡単?原木シイタケの駒打ち体験! 《ふるさと鴨川通信》
【鴨川暮らしセミナー(かもくら)vol.12が令和6年3月16日(土曜日)に開催されました。】
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベント。野菜づくりに始まり、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回、開催しています。
令和5年度最後のかもくらセミナーの今回、14名の方が参加してくださいました。(うち初参加の方3名)
いつものとおり講師の刈込先生から野菜作りのポイントなどを教えて頂き、畑での実習をしていきます。
まずはエシャロットとワケギの収穫。
スコップで根元を掘り起こすと楽にとれました。
この日はとても暖かく春のような陽気で、かもくら日和となりました。
ただ花粉症がつらそうな方もちらほら・・。
そのほか、ホウレンソウやダイコンも収穫し野菜はおみやげに。ホウレンソウは発芽率が低くて苦戦しましたが、なんとか皆さんに分けられる量になって良かったです。
収獲のつぎは、播種をしました。セロリ、オクラ、タカノツメ、バターナッツカボチャ。種の形も、蒔き方もそれぞれ違うのでひとつひとつ教わりながら蒔いていきます。
その後は、少し時間もあったので、みんなで草取りもして和やかに畑の実習を終えました。
お昼を挟んだらスキルアップ講座に移ります。
今回のスキルアップチャレンジは原木シイタケの種駒打ち体験。
原木しいたけの栽培は山でするものと思われがちですが、今では園芸感覚でお家のお庭でも栽培されていたりもするそうです。
こちらがシイタケの菌がついた種駒。これを原木に打ち込み、菌が広がるようにするのですが、この種駒も市内のホームセンターで販売しているそうで、身近なところで簡単に手に入るとは意外でした。
使用する原木は椎の木。作業の方はまず、原木の種駒を打ち込む場所にドリルで穴をあけます。原木全体に等間隔に穴を開けていきます。
菌は駒打ちした箇所から広がっていくのですが、原木全体に菌がまわらないとシイタケは生えてこないのだそうです。
穴を開けたら、種駒を打ち込みます。
コンコンと乾いたいい音がしたら駒と原木が密着した証拠。
全ての穴の打ち込みが終わったら、シイタケの菌糸が原木へしっかり移るように保湿管理する為、原木を仮伏せという状態にします。原木の上からたっぷり水をかけたあと、稲わらとブルーシートをかけておきます。
仮伏せができたら、今回の作業はここまで。梅雨前まではこの仮伏せのまま置いておき、その後、本伏せという状態に移してシイタケが生えるのを待ちます。普通、シイタケが生えるのは駒打ちをしてから2回夏を越してからだそうです。
これからの温度管理などが難しいのかもしれませんが、ここまでの作業は道具と場所があれば誰でも意外と簡単できるのではないかと思いました。参加者の方もチャレンジしてみたいという方が多かったようです。シイタケがどのように育っていくかを観察するのも面白そうですよね。
皆さん、お疲れ様でした。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・種のまき方など、知らないことや自分でやったら悩みそうなポイントを教えてもらえてよかったです。先生の話がわかりやすかったです。ありがとうございました。
・原木シイタケは日曜大工的な作業でもあり楽しい!!。 日当たりは不要なので自宅でも挑戦したい。
・タカノツメ、セロリ、オクラと野菜によって種のまき方の注意点がいろいろちがっていることを知ることができました。他の野菜についても種まきのコツを調べてやってみたいと思います。
次回セミナーは4月20日(土曜日)に開催予定です。
内容は赤シソの播種やサトイモの植付などを予定しております。
HPやFB、公式LINEでも詳細を告知予定ですので、是非ご覧ください。
来年度も引き続き、よろしくお願いいたします。
K・N