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意外と簡単。落ち葉で堆肥を手作り!《ふるさと鴨川通信》
【鴨川暮らしセミナー(かもくら)vol.3】を令和6年6月15日(土曜日)に開催いたしました。
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベント。野菜づくりに始まり、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回、開催しています。
令和6年度 第3回目のかもくらセミナー参加者は16名(初参加1名)
今回の講師は山口先生です。
朝から快晴で暑くなりそうな一日。
熱中症と日焼けに気を付けて、みなさん畑作業を頑張りましょう!
いつも通りにまずは座学からスタート。
山口先生から最初に作物全般の相性の良い野菜、悪い野菜、なるべく農薬を使わないで野菜を育てる方法を教えていただきました。
その後、今日作業する作物の知識を得たら、かもくら畑で実習作業です。
まずはみなさん大好きな収穫作業からです。
ジャガイモの収穫はフォークを使い、脇から差し込んで掘り上げます。
前回は不作だったジャガイモ。今年は豊作ですね。
緑化したジャガイモは次回の種イモとして再利用します
今年は長く収穫できたスナップエンドウ。今回で最後の収穫となります。
続いては落花生の播種です。
いつもはスタッフで事前に耕運しておきますが、今回は耕運機の使い方をみなさんに体験していただきたいので、耕すところから作業していただきます
次は定植作業。まずはゴーヤからです。
スナップエンドウを片付けたあとの支柱を再利用。
ゴーヤのツルを網に絡ませます。
続いてパプリカ、タカノツメの定植
ここで山口先生から雑草防止用に新聞紙マルチのご紹介。
新聞紙2枚に切り込みを入れ、苗を挟み込むようにし土を被せます。
新聞紙は自然と土に還るので取り外す手間もないとのことです。
お手軽で便利ですね!
次は管理作業。セロリの鉢上げです。
セロリは種が小さくトロ箱に播種したので、ポットに植え替えます。
ここで山口先生からポイント解説!
トロ箱の苗をそのまま手で持ち上げると根が傷んでしまうので、トロ箱の底のカドを地面に「ド突く」そうです。
こうすれば根を傷めずスペースの空いた端から苗をすくいとる事ができます。
今回収穫物は少なかったですが、余った苗(トマト、パプリカ、セロリ)をお持ち帰りしていただきました。人気の苗はジャンケンで争奪戦です
お昼休憩の後は畑に集合し落ち葉堆肥作りです。
堆肥作りにはさまざまなものを使用しますが、今回は落ち葉・稲ワラ・牛フン堆肥・米ヌカを使用します。
スタッフが事前にDIYで作った堆肥枠(2つで¥2.000ぐらい)に乾燥した落ち葉を十分な量を入れます。
次に細かく切った稲ワラ、発酵促進剤となる米ヌカを入れ、踏み固めたあと水を撒きます。
その後に落ち葉を敷き詰めて、落ち葉が見えなくなる程度に牛フン堆肥を敷き詰めて再度踏み固めます。
その後、再度稲ワラ・落ち葉を敷き詰めて最後にブルーシートで被えば今日の作業は終了。
その後は1~2か月後に枠から出し、かき混ぜます(切り返し作業)。
これにより発酵不足になるのを防ぎます。
再度堆肥枠に戻します。
これ以降1~2週間毎に切り返しをして、半年~1年程で完成となります。
みなさんお疲れ様でした。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・組み合わせの良い悪い野菜があると聞きおどろきでした。またネギと組み合わせると良いところなど大変ありがたい情報をいただき今回も参加して良かったと思いました。
・堆肥を初めて作りました。畑がないので、まずは家庭菜園用にコンポストの小さいものをやってみようと思います。
・新聞紙でマルチがわりに草除けできることを知れて、早速実践しようと思います。
いろいろ楽しく勉強させていただいてありがとうございます。
・今日は管理機の使い方を教えていただきました。今までやったことのなかったことなのでスキルアップした感じがありました。
次回セミナーは7月20日(土曜日)に開催予定です。
夏野菜の収穫、晩生エダマメの播種などを予定しております。
詳細はHPやFB、公式LINEにて随時告知しております。ご興味のある方はご覧ください。
M・N