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「サーフィン移住は鴨川という選択」
サーフィン好きなら誰もが考えているのではないでしょうか。
好きな時にストレスなくサーフィンを楽しみたい!
昨今、テレワークの普及やライフスタイルを重視した生活を考える方たちが増えてきており、サーフィン移住する方が増えています。
私もその一人で首都圏より1年程前に鴨川へサーフィン移住しました。
移住前は週末になるとホームポイントの湘南エリアに行っていましたが、湘南はなかなかウネリが入らず、週末に合わせて波があることは稀。波が良くても人が多くてみんなガツガツしている。せっかく休日をつかいストレス発散しにサーフィンしに行っても、「逆にストレスを溜めて帰ってくる」なんて事もよくありました。
そこでサーフィン移住を考え始めると「パッ」と思いつくだけでもいくつか候補地がありました。
南国感漂う宮崎エリア、島国のようなイメージがある高知エリア、水の透明度が高い伊豆エリア、ウェイブプールで話題の静岡エリア、都心に近くオリンピック会場になった千葉エリア、波が豊富で混雑を避けられる茨城エリアなど
次にどんな状況でサーフィンしたいか考えてみます。
(1)波が豊富なところが良い (2)空いているところが良い (3)ガツガツしている雰囲気は嫌だ (4)水温が温かいところが良い。
みなさんもこんなところではないでしょうか。
ただ移住するとなるとサーフィンのイメージだけで移住地を決めるわけにはいきません。
移住後に以前の友人たちにも会いたいし、実家の両親も歳なので都心に日帰りで往復可能な場所。行ったことがない場所に移住する勇気はないので、何度か通ったことのある場所にしようなど。
私の場合はその他にも田舎暮らしがしたい事や地域の方たちの人柄などを考慮し、鴨川に移住することに決めました。
鴨川の波質は基本的にメロウで乗りやすいイメージです。そんな波質もあってか鴨川には中年サーファーが多くゆったりとサーフィンできます。
また何といっても駐車場料金が無料のポイントが多い。移住してからは海に行く回数がかなり増えた為、これめちゃくちゃありがたい。鴨川市やローカルの方たちの努力で無料を維持していただいていることに感謝です。
それでは私もよく入っている鴨川の2大サーフポイントを紹介します。
【マルキ】
いくつもの大きなサーフィン大会が開かれているほど波のクオリティーが高いメジャーなポイント。千葉の天敵である北東の風を左側の山が軽減します。
駐車場は広くサーフィンできない日がないくらい波が豊富なため、かなり人が集まりやすい。混雑を避けたければ亀田病院側に歩いていけば、ゆったりサーフィンできます。
地形はインサイドが深めなのでロータイドの方が波のコンディションがよくなることが多い。
波が良い日は左側の岩場付近にローカルが集まるためビジターは避けた方が無難。
※大きくサイズアップすると強いカレントが発生するため注意
▲マルキポイントの左側(岩場付近)
▲マルキポイント正面
▲マルキポイント右側(亀田総合病院側)
【シーサイド】
日本の渚100選に選ばれている美しい海岸で、サーフィンでも歴史あるポイント。漁港の堤防により南よりの風を軽減する
マルキより1サイズ小さいことが多いが、強いウネリが入るとパワフルな波となる
漁港よりに近づくほどサイズが小さくなるため、初心者には練習しやすいポイント。
海岸の前にはトイレとシャワーがある他、フレンドリーなサーフショップも多くあり、利便性が高い。
▲シーサイドポイント正面~右側(漁港側)
▲シーサイドポイントと待崎川河口の間
▲シーサイドポイント前の海浜プロムナード
移住してからは日の長い季節は仕事終わりに夕日を見ながら1ラウンド。日が短くなってきてからは朝早起きをして仕事前にサーフィンするという生活をしています。
「サーフィン移住先は鴨川」という選択はいかがでしょうか。
(photo&text M.N)