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かもくら大根で「からし巻き大根」と「即席べったら漬け風大根」 《ふるさと鴨川通信》
【鴨川暮らしセミナー(かもくら)vol.10】を令和7年1月18日(土曜日)に開催いたしました。
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベント。野菜づくりに始まり、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回開催しています。
今年初めのセミナー(10回目)は、寒い時期ですが今期最大の21名の方が参加してくださいました。
今回は刈込講師。まずは座学で本日の作業について学びます。
白菜の収穫方法や寒害対策、種の蒔き時について、春菊を長く楽しむ収獲方法、小カブの間引きについて、他にも大根の畑での保存法などを教えていただきました。
セミナー室からかもくら畑へ移動し、まず始めは白菜の収穫…の予定でしたが、まだ未成熟で収獲してしまうのがもったいない状態でしたので、次回へ持ち越し。
今年大豊作の大根の収穫となりました。
先ほどセミナー室で座学の際に学んだ、大根の畑での保存法(暖かくなってくると花を咲かせようと実の栄養分を花芽に送ってしまうため、葉を切り落とす作業)を実物を見ながら教えていただきました。
次に、長ネギの収穫。
刈込講師に収穫のコツ(どのあたりを掴んで引き抜いたら野菜を傷めずに収穫できるか)を教えていただきつつ、みなさんに実践していただきました。
続いてハウス内でホウレンソウの間引きと春菊の収穫。
春菊は、地際から5センチほど残して収獲するそうで、5センチほど残った茎からまた若い芽が育って、美味しく食べられるとのこと。
次にホウレンソウの間引き。講師から葉が重なり合って窮屈そうなものの中から“大きい株”を間引くと説明されると…家庭菜園を実践しているセミナー参加者から、今まで小さい株を間引いていました!との声。
間引いた株も美味しく食べたいので、大きな株を間引くとのこと。
なるほど~~~!!
次は、大豆の脱穀作業。前回のセミナーで枝から鞘のみを外し乾燥させておいたので、一鞘一鞘大豆の実を外していきます。
本来なら、味噌づくりの材料にする予定でしたが、今期は天候?害虫?の影響で不作。来年用の種に使う分くらいしかありませんでした(涙)
以上で畑での作業は終了。
いつもならここで一度解散してお昼休憩にするのですが、今回は一度セミナー室へ戻り、即席べったら漬け風大根の下漬けだけ行ってからお昼休憩となりました。
午後の部スタートです。
今回のスキルアップチャレンジは皆さんそれぞれに大根漬け2種を作っていただきます。
まずは、からし巻き大根。生の大根をスライスし2日ほど干したものを、お湯で戻し、しっかりと水気を切ってから練り辛子を適量塗り、くるくると巻いて漬け汁に浸けました。
みなさん、真剣!(笑)
次に、即席べったら漬け風大根。いちょう切りにした大根を塩で下漬けし、しっかりと水気を切り、甘酒と昆布、トウガラシで漬けました。
どちらも漬けあがりは2日目頃なので、お持ち帰りいただきご自宅で試食です。さぁ、どんな味に漬けあがるか楽しみですね。
以上で、かもくらセミナーVol.10は終了となります。皆さんお疲れ様でした。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・スキルアップ的には、長ネギを抜くのが初めてで、真っすぐにぬくのに力が、かなりいったのがおどろきでした。次回はうまくぬけるようになりたいと思いました。漬物はダイコンがおいしいこの時期にバリエーションが増えてうれしいです。ぜひやってみたいです。
・スキルアップで教えて頂いたダイコンレシピ、簡単べったら漬け自宅でも作りたいです。
収穫シュンギク、5センチ残して切るとまた出てくるとの事。ダイコン、良いダイコンの見分け方を教えて頂きました。考えた事も無かったので知って良かったです。知人にも教えてあげます。からしダイコン作り、べったら漬け、楽しかったです。
・ダイコンの時期はあちらこちらでいただくので、このレシピいろいろためしたいです。
・ホウレンソウの間引き方法、ダイコンの選び方など、勉強になりました。
・ダイコンの頭落とし、とてもいい保存方法を教わりました。一度にたくさんできるので、この方法長くダイコンが楽しめます。ハクサイは晩生、中生、早生の順で播種
次回セミナーは2月15日(土曜日)に開催予定です。
ハクサイの収穫、ジャガイモの植付、仕込み味噌作りなどを予定しております。
詳細はHPやFB、公式LINEにて随時告知しております。ご興味のある方はご覧ください。
(photo&text yukie.y)