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家庭でもできちゃう!?原木シイタケ種駒打ち体験《ふるさと鴨川通信》
【鴨川暮らしセミナー(かもくら)vol.12】を令和7年3月15日(土曜日)に開催しました。
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベント。野菜づくりに始まり、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回開催しています。
今年度最後12回目となるセミナーへ21名の方が参加してくださいました。
今回の講師は刈込先生です。
まずは座学で本日の作業について学びます。
作物の知識、収穫方法。土作りのポイントや管理方法について教えていただいたら、かもくら畑に移動し、実践です。
今日は朝からどんよりとした曇り空。畑作業が終わるまでお天気がもってくれたら良いのですが………それではまずワケギの収穫です。収穫するのは葉の色が濃く大きなものから葉をまとめて根こそぎ引き抜きます。
続いてエシャロットも収穫予定でしたが、まだサイズが十分でないので、先生の指示により収穫は来月までお預けとなりました。
続いてはホウレン草の収穫です。葉が肉厚で立派なサイズに成長し、食べ頃でおいしそう♪葉を束ねて根を鎌で切るように収穫してください。
次は前回に引き続きコカブとシュンギクの収穫です。
みなさん慣れたものですね!サクサク収穫していきます。
続いてはアカシソの播種。
ポイントは土にあらかじめ水をたっぷりまいておくこと。アカシソの種はとても小さいため、先に播いてしまうと水まきをした時に種が流れてしまいます。トロバコにスジ蒔きしたら薄く土をかけます。アカシソは芽を出すのに光を必要とするので土の掛け過ぎに要注意です!
次はソラマメの管理作業。
前回の主枝外しに続き今回は整枝と土入れです。側枝を8本ほど残し切り取り、真ん中に土を入れて盛ります。これで側枝の風通しがよくなり日光もよく当たるようになります。立派なソラマメが成りますように!
畑作業の最後はサツマイモの苗作りです。まず高めに畝を作ります。そのあとサツマイモのツルが出る方を斜め上にして植えます。このツルの出る方を見極めるのがむずかしい。先生から「ポチポチと芽が出そうな方」と現物で教えてもらってもよくわかりません。これは経験が必要ですね。
土をかけワラを敷いて水をたっぷりかけたらビニールでトンネルをつくり完成です
午後からのスキルアップチャレンジは原木シイタケの種駒打ち体験です。
菌床のシイタケに比べ、原木シイタケは肉厚でプリプリ。田舎では自宅で作って楽しんでいる家庭もよく見かけます。
原木の下準備はスタッフで準備してあるので、穴あけ作業からチャレンジしましょう!
先生からレクチャーを受け専用のドリルを使い、皆さんガンガン穴あけしていきます。1本あたり40コほど穴あけするのですが、原木は7本あるのでかなりの作業量です。みなさん頑張って!
穴があけ終わったら次は種駒打ちです。先が細くなっている方を下にしてハンマーで打ち込みます。
ちなみに、この駒からシイタケが生えてきそうなものですが、駒から出てくる訳ではなく、その周りから生えてくるそうです。ちょっと以外ですね。
さて、全て打ち終わったら仮伏せになります。
仮伏せをすることで菌糸が原木に蔓延し良いホダ木(キノコの出る木)になるので大事な作業です。
まず、カゴの上に全ての原木を横積みし、さらにその上にワラを敷き詰めます。そのあと全体にたっぷり散水し、原木に水分を含ませてから風でワラが飛ばないように対策します。
これにてかもくらセミナーVol.12は終了となります。
このまま梅雨時期の手前までこの状態で温度管理し、そのあと本伏せとなります。早ければ来年の秋ごろから収穫できるようになるので、それまでみなさんお楽しみに♪♪
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
・シイタケの菌の打ち込みを初めてやりました。簡単に出来るものだと思いました。サツマイモの上下の見分けはまったく分からなかったです。
・昨年サツマイモ栽培に挑戦しました。表面にブツブツがでたり収穫量も少なく小さな芋が多かったように思います。今年は苗作りもやってみたいと思います。
・自宅での野菜づくりは出来ていませんが、セミナーに参加することで色々な体験をさせていただきありがたいです。来年度もよろしくお願いします。
次回セミナーは4月19日(土曜日)に開催予定です。
夏野菜の定植、野草の活用などを予定しております。
詳細はHPや公式LINEにて随時告知しております。ご興味のある方はご覧ください。
M・N