本文
令和7年度 かもくらスペシャル 第2弾 「公共交通でめぐる初夏の鴨川」 《ふるさと鴨川通信》
今回の鴨川暮らしセミナー(通称:かもくら※)のスペシャル企画第2弾は、鴨川で暮らすにあたり、「はたして車無しの生活は有り得るのか?!」を検証するべく『公共交通でめぐる初夏の鴨川』を開催致しました。
※通常のかもくらセミナーは畑での野菜づくりと、四季折々の体験型講座なども盛り込みながら、毎月1回、開催しています。田舎暮らしを楽しくするスキルが学べて、地域の方や先輩移住者とも交流ができるイベントです。
当日は高温多湿な状況の中、6名が参加の予定でしたが、体調不良によるキャンセルもあり4名の方がご参加くださいました。
朝9時30分に市役所に集合し受付を済ませ、いよいよ出発です。
まず最初の公共交通は鴨川市コミュニティバス。
東回りと西回りのルートを交互に運行しており、この時間は西回り。
運賃は定額制で、1乗車300円です。
バスに揺られること約30分。
最初の目的地、亀田総合病院に到着です。
暮らしの中で気になるのは、やはり医療体制。
実際に病院内を見学。
初診時の流れなどを確認したり、救急の入り口を確認したりして、参加者の皆さんも医療への意識が高まっているようでした。
そして次の公共交通は日東交通 路線バス 鴨川市内線です。
亀田病院停留所から、颯爽と乗り込みます。
このバスはいわゆる路線バスで、運賃は乗車した距離によって変動します。
今回は神明神社前までで280円で乗車することができました。
ちなみに運行間隔は概ね1時間に一本程度です。
そして無事に神明神社前に到着です。
停留所付近には数件の飲食店があり、それぞれ好きなお店で昼食タイムとなりました。
極味のひもの『魚水』のとろさば定食
食事処『かしわくら』のなめろう丼
皆さんお腹もいっぱいになり、天津神明宮に集合。
ここで天津神明宮の禰宜であり、様々な活動もされている岡野さんより天津神明宮の歴史や鴨川のことについてなどのお話を、頂いた『鴨川エナジー』を飲みながらお聞きしました。
楽しいお話で時間を忘れてしまいそうでしたが、今回の企画は公共交通の旅。
そう、バスの到着時間があるのです。
後ろ髪を引かれる思いで天津神明宮をあとにし、バス停へ向かいます。
先程とは逆方向のバスに乗車し、鴨川駅を目指します。
鴨川駅までの運賃は390円。
約25分程バスに揺られて鴨川駅前に到着。
ここでは周辺の商店を巡り、晩御飯のおかずなどを想定しながらお買い物を体験。
皆さんお目当ての店舗で買い物ができました。
最後に市役所まで行き、全行程を無事に終了しました。
今回のイベント企画を通じて皆さん、鴨川での生活の中での車の重要性を感じられたようでした。
ただ公共交通があることによって、車が故障した時などでも生活ができることを体験することができ、今後の参考になったのではないでしょうか。
最後に参加者皆さんの声をご紹介します。(一部抜粋)
-
(車は)必要。特に暑い時期。
-
買い物などで重い物や生ものを購入した場合は、やはり車でないと不便だと思いました。
-
大きな総合病院があるという点ではとても安心感があります。
-
海の幸が手ごろに楽しめるお店が集まっていて、バス停も近くて助かると思いました。
-
天津神明宮では禰宜さんの話がおもしろかった。
-
地域事情が聞け、参考になった。
次回、通常のかもくらセミナー(第4回)は7月19日(土曜日)に開催予定です。
内容は、ナスや赤しその収穫などのほか、収穫した赤しそを使ったジュース作りを行います。
HPや公式LINEでも詳細を告知予定です。是非ご覧ください。
(photo&text S野崎)