本文
令和7年度 かもくらVOL.7 農地法って何だろう!(農地の出前講座) 《ふるさと鴨川通信》
令和7年度 第7回目の鴨川暮らしセミナー(かもくら)は、10月18日(土曜日)に開催いたしました。
“かもくら”は、田舎暮らしを楽しくするスキルを学びながら地域の方や先輩移住者と交流できるイベント。野菜づくりのほか、四季を感じられる体験型の講座などを開いています。
集合場所は総合交流ターミナル「里のMUJI みんなみの里」のセミナー室。
雨の日が続いていましたが、この日は気持ちのいい秋晴れになりました。
まずはセミナー室で座学からスタート。
今回は14名(うち初参加3名)の方が参加してくださいました。
講師の山口先生に今日の作業のポイントを教わります。
今回は新聞紙でできる育苗ポットの作り方も教えてくださいました。
少量の苗を育てるときやポットが足りなかったときなど、簡単に作れて便利です♪
座学のあとは、畑に移動し実習です。
最初はサツマイモの収穫。まずはツルを刈り取っていきます。
たくさん伸びたツルもみんなで作業すればあっという間。
芋の場所がわかるようにツルの根元を少し残して刈るところがポイントです。
マルチもはがして土が見えたら、フォークで芋を掘り起こします。
えい!
出てきました!
今回は紅あずまと紅はるかの2種類を収穫しました。
今年は少し小ぶりな感じで豊作とまでは言えませんでしたが、ネズミにかじられたりなどの被害はほとんどなく収穫することができました。
サツマイモの次はクウシンサイを収穫。先から20センチくらいを切り取ります。クウシンサイは夏の間からずっと元気。先を切り取ってもまた生えてくるので、今回もたくさん収穫できました。
収獲の次は定植作業。茎ブロッコリーやハクサイの苗を植えました。
今年はハクサイの苗がたくさんです。うまく育ってくれるといいですね。
ニンニクの植え付けでは、雑草対策の為にマルチを張ります。
慣れていないクワも使い、頑張りました。
無事マルチを張り終え、ニンニクも植付完了!
最後はソラマメの播種。ソラマメは黒い筋のある方を下にして土に埋めます。
以上で実習は終了。晴れていると少し汗ばむくらいの陽気でした。
お疲れ様でした~。
お昼休憩を挟んだらスキルアップチャレンジです。
今回は農地についての出前講座ということで、農業委員会事務局の方が来てくださり、農地法等について説明しながら参加者の質問に答えてくださいました。
田舎に移住するにあたって物件を探していると「農地付き」の物件というものがあったりしますが、農地というものは農地法によって守られており、ほかの地目の土地のように簡単に取得できません。農地の取り扱いについては後々の失敗が起こらないように事前に知識をつけておくことが必要です。参加者の方も知らなかったことが多っかったようで、貴重な勉強の時間になりました。
最後に参加者の声をご紹介します(※抜粋)。
- サツマイモの保存法など教えていただき良かったです。 ソラマメ、スナップエンドウは畑を3年休ませる事知らなかったので、勉強になりました。
- 紙コップ育苗にチャレンジしてみたい。
- ベランダ栽培しかしておらず、大きな土地での収穫、植付など初めての体験でした。 大人数で3つの盛り土部分を作業するだけでも大変なことがわかりました。
- 営農に興味があり、農家のコミュニティのことを聞けて参考になりました。
- 農地法が有る事が知らなかった。物件探しで農地から宅地に変更といった記載を目にする事があり、農地を持つ事が大変であることが分かった。
次回セミナーは11月15日土曜日に開催予定。
タマネギの植え付け等を予定しております。
詳細はHPやFB、公式LINEにて随時告知しております。
ご興味のある方はご覧ください。
(photo&text K.N)















