「一人ひとりが幸せな社会をめざし」安房東中学校で男女共同参画セミナーを開催しました

　市では、11月24日、安房東中学校（岡野美智代校長）で、男女共同参画セミナーを開催しました。千葉県職員を講師に招き、全校生徒と教職員など87人が、性別に関わりなく誰もが尊重される、一人ひとりが幸せな社会の実現について、理解を深めました。この事業は、男女平等意識の醸成や固定的な性別役割分担意識等の解消を目的に、県の協力を得て行う取り組みで、今回で8回目となります。

　セミナーでは、県教育庁教育振興部生涯学習課の市原貴雄班長が、スライドやＹｏｕＴｕｂｅを使い、アンコンシャス・バイアス（無意識の思い込み）をはじめ、SDGｓとジェンダー平等の関わり、ワーク・ライフ・バランス、政策・方針決定過程への女性の参画などについて、現状と課題の取組を分かりやすく解説。「無意識の思い込みではなく、柔軟な考え方を持って、いろいろな人の意見を聞いて欲しい。」と伝えました。

　また講師は、中学生に身近な問題としてＤＶ（ドメスティック・バイオレンス）を取り上げ、「デートＤＶは、交際相手など、親密な関係にある人との間に起こるＤＶのことで、被害を受けた時は、様々な専門の相談窓口を利用して欲しい。」と呼びかけていました。

　セミナー終了後の生徒代表あいさつでは、生徒会書記の中村優樹菜さん（2年生）が、「自分も無意識の思い込みや固定観念を持っていると思いました。今日学んだことを、上の世代の人とも話していきたいと思います。」などと謝辞を述べました。

　市では同日、参加生徒へのアンケートを実施しており、今後、これを集計する予定です。

▲安房東中学校でのセミナーの様子