ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > かもがわに住む人 > 長狭高校科学部が全国高校総合文化祭(総文祭)で優秀賞・文化庁長官賞を受賞

本文

長狭高校科学部が全国高校総合文化祭(総文祭)で優秀賞・文化庁長官賞を受賞

ページID:0037288 更新日:2025年8月21日更新 印刷ページ表示

表彰状を持つ長狭高生の写真

▲左から 受賞した安西眞歩さん(3年)と吉野朝日さん(1年)

 

 香川県高松市で行われた第49回全国高等学校総合文化祭-かがわ総文祭2025-<外部リンク>の「自然科学部門」に、千葉県代表として長狭高等学校の科学部が出場し、上位から2~3位に該当する「優秀賞・文化庁長官賞」を受賞しました。

 全国高等学校総合文化祭(総文祭)とは、昭和52年から始まった全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典で、19の規定部門と4つの協賛部門で発表などが行われるものです。

 自然科学部門の研究発表の部に「ヨウ素時計反応研究班」の安西眞歩さん(3年)と吉野朝日さん(1年)、ポスター発表の部に「ブルーボトル反応研究班」の齊藤総志さん(2年)と鈴木健介さん(2年)が出場しました。

 

研究発表の部

 研究発表の部では「水素イオンによるヨウ素時計反応の誘導時間への影響」というテーマで出場。
 昨年度、先輩たちが、酸化還元反応を利用して溶液の色が変わるまでの時間について実験を繰り返し、反応の流れに関する仮説を立てた内容を踏まえ、今回は、引き続きその仮説の原理の解明と証明に取り組み、さらに詳細な反応の流れを見つけることができた実験結果を、パワーポイントを使った口頭発表と質疑応答で説明しました。

スライド発表の様子

▲10分間の口頭発表と4分間の質疑応答で発表

 

ポスター発表の部

 ポスター発表の部では「短誘導期ブルーボトル反応の実現とその理論」というテーマで出場しました。
 ブルーボトル反応とは、青色の染料であるメチレンブルーにブドウ糖、水酸化ナトリウムを加えることで溶液が青色になり、その後無色に戻る酸化還元反応のこと。危険性の高い強アルカリ性の水酸化ナトリウムの使用量を10分の1に減らすため還元剤の最適な量を調べ、小さな子どもたちでもより安全に楽しめる条件を見つけ出し、その研究結果を、4分間の対面発表と4分間の質疑応答、2日目に1分間の対面発表と3分間の質疑応答を行い、発表しました。

会場で説明するポスターの部の学生の写真

▲会場でも演示実験を披露

 

優秀賞・文化庁長官賞を受賞

 その結果、研究発表の部・化学分野に出場したヨウ素時計反応研究班が、昨年度の奨励賞(4位~8位相当)よりも1段階上、2~3位に相当する賞の「優秀賞・文化庁長官賞」を見事受賞しました。

壇上の写真

▲表彰される安西さんと吉野さん

 

 安西さんは、「毎日コツコツと実験を重ね、集めたデータをまとめた成果が、このように高く評価され、本当に身に余る光栄です。化学の奥深さと面白さを実感できた日々であり、支えてくださった先生方や仲間に心から感謝します。今後もこの経験を励みに、さらに知識と技術を磨き、新しい発見に挑戦していきたいです。」と話していました。

 いずれの研究も、両角治徳教諭が顧問に着任した2年半前にスタートし、先輩から引き継ぎ進めてきたもの。
 両角先生は、「毎日、一つひとつの実験を丁寧に積み重ね、大量のデータを処理する中で、初めて見えてくる小さな疑問がいくつも生まれました。それらに真摯に向き合い、粘り強く検証を重ねたことが、今回の研究成果につながったと感じています。名誉ある賞をいただけたことは、部員たちにとって大きな自信となり、今後の糧になるはずです。」と生徒たちの努力を称えていました。

※内容は、令和7年8月18日時点のものです。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されていましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現はわかりやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?