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今年2021年は丑年。鴨川市は酪農発祥の地でもあります。
今回、広報かもがわ新年号の表紙を飾る牛を撮影するため、鴨川市酪農会・粕谷英文会長の紹介を受け、江見地区の太田和牧場を取材しました。
爽やかな潮風が流れる同牧場では、その日の朝産まれたばかりのぴこちゃんが、お母さんのぴよちゃんに見守られながら、元気に駆け回っていました。
家業を継いだ太田和拓良さんは、「元気で自由にしている牛を見るのが好きです。初めての出産前までの牛はできる限り放牧で育てるので、足腰が強く、人間の力を借りずに自然分娩で出産します。牛がこれからも快適に過ごせるよう、よりよい環境に改善していきたいです」と話していました。
同牧場は、昨年の台風で屋根の損壊など大きな被害もありましたが、家族の力で復興しました。
敷地内に工房兼直売所では新鮮な生乳からチーズなども製造しており、これからも、地域の皆さんに愛される、安全・安心な酪農を目指しています。