鴨川ビジョントレーニング学習会を実施

　鴨川市教育委員会と同市教育支援センターは、このほど、学習に直結する「見る力」について理解を深めるビジョントレーニング学習会を4年ぶりに実施しました。

　講師である浦安市「かわばた眼科視覚発達支援センター」センター長、ビジョンセラピストの簗田明教（やなだあきのり）氏とは、オンラインで会場とつなぎ、講話ののち、質疑に対応いただきました。

　研修に参加した保護者や教育関係者からは「なぜ我が子はうまく書けないのか、どうしてそうなるのか、日々悩んでいたことに理由があることがわかりました」「講師の先生に直接質問し、対応方法を教えていただけたので、家でも実践したいです」「ただビジョントレーニングをすればよいのではなく、その子の課題を見極めていくことが大切だとわかりました」「具体的な支援方法のヒントを得たので、2学期から実践してみようと思います」といった感想が寄せられました。

（オンラインで行われた「ビジョントレーニング学習会」）

主催者の市教育委員会（研修を終えての所感）

　「例年小中学生対象に実施している学習上の困難さに関する調査においても、『音読の時に行をとばしてしまう』『黒板の文字を書き写すのに時間がかかる』『漢字が覚えられない』など、読み書きに苦手さをもつ小中学生が一定数確認されています。理解されにくい困難さであるため、支援がおくれてしまわぬよう、必要な配慮事項については保護者や専門機関と具体的に相談していく必要性を認識しました。」