本文
【東京大学交流事業】令和6年度「野鳥の巣箱をかけよう!」観察会を開催しました(小学生対象)
鴨川市・東京大学交流事業
野鳥の巣箱をかけよう!(第2回 巣箱観察会)
「野鳥の巣箱をかけよう!」は、自然と生命との触れ合い、鳥の暮らしを知ることを目的に、東京大学千葉演習林職員の方が先生となり、巣箱作製会、観察会と2回にわたって実施している行事です。
第2回となる「巣箱観察会」では、12月に作成し演習林内の木に設置した巣箱(9個)の中の巣作りの様子を観察しました。
冒頭、講師から巣箱を開ける際は、ハチやヘビが入っているかもしれないので、少しずつ光を入れながら開けるよう説明があり、演習林のなかに設置した巣箱を巡りました。
参加した子ども達は、珍しそうに、巣箱の中を覗き込んで観察すると、何も入っていなかったり、木の皮と羽毛が敷かれていたり、なかには卵がサークル状に入っているものがあり、講師からは、シジュウカラの卵であり、卵は1羽につき10個位産むが、1日に1個しか産まず、全部産み終わってから温めるとの説明がありました。
また、巣箱を巡る途中に、植物についての観察も行いました。まず、木の幹についているマメヅタについての説明があり、シダの仲間で葉が分厚くなっているのは、水を貯めているためであり、木の幹について生育しているとの説明がありました。
次に、アリドオシ、アセビ、ヒガンマムシグサなどの植物も観察することができ、シカやキョンに食べられないよう、トゲがあったり、毒を持ったりで、食べられないよう生育するとの説明がありました。
このほか、キセキレイが、さえずっている様子を間近に観察することができ、水たまりには、アズマヒキガエルの卵を発見するなど、子ども達は、豊かな自然に囲まれたなかで様々な動植物に触れあうことができました。
- 開催日 令和6年4月13日(土曜日)
- 場所 東京大学千葉演習林清澄作業所構内
- 参加者 小学生6名 保護者等6名
参加者の感想
(小学生)
・何もないと思っていたが、卵が入っていてびっくりした。
・楽しかった。鳥の卵があってよかった。また参加したい。
・先生の説明が分かりやすかった。