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ゼロカーボンシティ宣言を表明

ページID:0017157 更新日:2022年9月2日更新 印刷ページ表示

鴨川市ゼロカーボンシティ宣言を表明しました

 近年、地球温暖化が一因とされる気候変動の影響により、日本各地において大雨等の自然災害が頻発化や激甚化の傾向にあり、私たちの生活にも大きな影響を及ぼす深刻な状況となっています。
 地球温暖化は二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が原因とされており、これを削減していく必要があります。
 国は、2020年(令和2年)10月に「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
 本市においても、令和4年9月1日の一般廃棄物中継施設クリーンステーション鴨川の稼働開始を契機として、改めて地球温暖化対策に関する取組を市民、事業者、市が一体となり「オール鴨川」で推進し、2050年(令和32年)までに市内の二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すこととし、ゼロカーボンシティ宣言を表明しました。

 令和4年8月30日

1 ゼロカーボンシティとは

環境省では、2050年(令和32年)に二酸化炭素(温室効果ガス)排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らがまたは地方自治体として公表した地方自治体をゼロカーボンシティとしています。

2 取組の方針

 本市では、ゼロカーボンシティの実現に向け、環境基本計画および一般廃棄物処理基本計画の取組を踏まえ、市民、事業者、市一体となり「オール鴨川」での取組を可能なものから順次進めます。
 その内容としては、日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリットを示した「ゼロカーボンアクション30」の推進に加え、環境学習の推進等による、環境意識の向上への取組を進めます。これに加え、本市の喫緊の課題である燃やせるごみの削減を中心的な取組として位置付けていきます。
具体的な取組事項は次のとおりです。

1 燃やせるごみの削減を進めよう

ごみの排出量の削減や分別を徹底し、燃やせるごみを削減することは、ごみ処理費用の軽減に加え、二酸化炭素排出量の削減に有効です。
環境省の試算した自治体排出量カルテでは、本市の一般廃棄物処理に由来する二酸化炭素排出量は約5,000t/年とされています。
本市の一般廃棄物の焼却量は約11,500t/年となっています。
まずは、燃やせるごみ約10%、約1,000t/年の削減に取り組み、二酸化炭素排出量約500t/年の削減を目指します。

燃やせるごみの減量化の具体的取組

(1)水切りの強化
  水分は燃やせるごみの重さの約半分を占めています。日々の生ごみを捨てる際には、可能な限り水切りをしましょう。焼却する際の燃料の削減のほか、臭気発生防止にも役立ちます。

(2)紙類・プラスチック類の再資源化
  
紙類は燃やせるごみの44%を占めています。1人1日当たり248gの排出が算出されています。菓子箱やティッシュボックスなどの雑紙や牛乳パックなどの分別を徹底しましょう。プラスチック類については分別しやすい白色トレイや発泡スチロールの分別をしましょう。燃やせるごみの袋にも余裕が生まれます。

(3)食べ残し等の削減
  
食べ残しの厨芥類は、燃やせるごみの17.6%を占めています。
  食べ残しはしないよう気をつけましょう。買いすぎや作りすぎも原因です。
  ごみの削減だけでなくフードロスの点でも問題です。
  食生活の見直しに取り組みましょう。

(4)不燃ごみ・粗大ごみ等の削減
 
 ものを長く使い、大切にすることで、ごみとしての排出を削減しましょう。

(5)事業系ごみの削減
  
紙類や厨芥類の資源化、事業系資源物の自己処理等により、事業系ごみを削減しましょう。

 

2「ゼロカーボンアクション30」に取り組みましょう

 2020年10月の2050年カーボンニュートラル宣言を受けて設置された「国・地方脱炭素実現会議」において、2021年6月に、「地域脱炭素ロードマップ」が取りまとめられました。
 これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線で脱炭素社会実現に向けた行程と具体策を示すものです。
「地域脱炭素ロードマップ」では、衣食住・移動・買い物など日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリットを「ゼロカーボンアクション」として整理しています。
今すぐ取り組めるもの、継続して取り組めるものを選択して生活に取り入れましょう。

1 電気等のエネルギーの節約や転換
  (1)再エネ電気への切り替え
  (2)クールビズ・ウォームビズ(気候に合わせた服装と適切な室温・給湯器温度設定)
  (3)節電(不要なときはスイッチOFF)
  (4)節水 
  (5)省エネ家電の導入(省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・LED照明等の利用、買換え)
  (6)宅配サービスをできるだけ1回で受け取る(宅配ボックスや置き配、日時指定等の活用)
  (7)消費エネルギーの見える化(スマートメーターの導入により省エネの実感や光熱費の節約)
  ※スマートメーターとは電力使用量を計測するための通信機能が搭載された電力メーター

 2 住居関係
  (8)太陽光パネルの設置
  (9)ZEH(ゼッチ)(ゼロエネルギーハウス(建て替え、新築の際に断熱や換気効率を高め快適に))
  (10)省エネリフォーム(窓や壁等の断熱リフォーム)
  (11)蓄電池(車載を含む)・蓄エネ給湯機の導入・設置
  (12)暮らしに木を取り入れる(生活の潤いと森林適正管理の両立)
  (13)分譲・賃貸も省エネ物件を選択
  (14)働き方の工夫(職住近接、テレワーク等)

3 移動関係
  (15)スマートムーブ(徒歩、自転車、公共交通の利用等)
  (16)ゼロカーボンドライブ(EV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド自動車))

4 食関係
  (17)食事を食べ残さない
  (18)食材の買い物や保存等での食品ロス削減の工夫
  (19)旬の食材、地元の食材で作った菜食を取り入れた健康な食生活
  (20)自宅でコンポスト(生ごみの堆肥化)

 5 衣類、ファッション関係
  (21)今持っている服を長く大切に着る
  (22)長く着られる服をじっくり選ぶ(先のことを考えて買う)
  (23)環境に配慮した服を選ぶ(作られ方による選択、リサイクル・リユース素材の選択)

 6 ごみを減らす
  (24)マイバック、マイボトル、マイ箸、マイストロー等の使用
  (25)修理や補修をする(長く大切に使う)
  (26)フリーマーケットやシェアリング(不要な物を必要な人へ・共同利用)
  (27)ごみの分別処理(適正な分別、使用済み容器等の回収協力による再資源化)

7 買い物・投資
  (28)脱炭素型の製品・サービス(環境配慮のマークが付いた商品等の選択)
  (29)個人のESG投資(気候変動対策をしている企業の応援)
   ※ESG投資とは、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のこと

 8 環境活動
  (30)植林やごみ拾い等の活動(団体・個人による地球温暖化対策行動や地域の環境活動への参加・協力)

環境大臣からのメッセージ

鴨川市のゼロカーボンシティ宣言に対し、環境大臣からメッセージをいただきました。

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