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東条海岸・マルキポイントに小型のクジラが漂着
サーファーらが沖に誘導するも 救出かなわず
(サーファーの皆さんによるクジラの救出作業)
東条海岸のサーフスポット・マルキポイントで9月5日(月曜日)午前11時過ぎ、小型の生きたクジラが浜に漂着しているとの報告がありました。
市が確認に向かうと、サーファーや地元住民の皆さんが沖合へ戻そうと懸命に誘導しており、その後海面を泳いでいくクジラの姿を確認。
様子を見守りましたが、台風の影響で荒波であったこともあり、すぐに浜へ打ちあがってしまいました。
(沖へ向かうも戻ってきてしまうクジラ)
(乾かないよう水を絶えずかけるサーファーの皆さん)
鴨川シーワールドの職員も到着し、沖に戻すための準備を進めていましたが、残念ながら息絶える結果に。
漂着したクジラは、鴨川シーワールド職員によると「コマッコウ」の大人のメスで、全長3m、推定400kg。お腹への損傷があり、サメに襲われたのではないかとみられています。
市ではその後、砂浜に重機で穴を掘り、死んだクジラを埋めました。
クジラの救出に加わった地元サーファーの加藤浩さん(52歳)は、「サーフィンをはじめて40年以上経つが、漂着したクジラを見るのは初めて。何とか生きて、また大海原を元気に泳いでいってほしいと願っていたが、残念な結果となり悲しい。」と話していました。