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梅雨・台風シーズンが到来 日頃からの備えが大切です
6月から9月までは、梅雨前線や台風など集中豪雨により、河川の急な氾濫や土砂災害発生の危険性が高まります。洪水や土砂災害に警戒し、災害の危険が迫った際に正しい避難行動を行えるよう、日頃から準備しておきましょう。令和元年房総半島台風、同年東日本台風は、最強クラスの勢力で、家屋などに甚大な被害をもたらしました。防災対策には、「十分」、「絶対大丈夫」ということはありません。一人ひとりが自分の周りにどのような災害の危険が及ぶのかを考え、被害をできるだけ少なくするために必要な対策を講じましょう。
危険箇所や避難施設を確認
パソコンやスマートフォン、タブレット端末から、鴨川市の「防災マップ(WEB版)」にアクセスしてください。危険区域や避難施設の場所などを、住宅地図や航空写真で確認することができますので、災害への備えにご活用ください。
家屋を補強
雨風が強くなる前に家屋を補強し、瓦・植木鉢などが飛ばないよう固定・移動しておきましょう。こまめに側溝や排水溝などを掃除しておくことも大切です。
「高齢者等避難」などが発令されたら危険な場所から迷わず避難
市では、防災行政無線や防災ラジオ、安全・安心メールなどで防災情報を発信しています。「高齢者等避難」や「避難指示」が発令された場合は直ちに避難行動を開始しましょう。
ただし、自宅の安全が確保されている場合は、必ずしも避難所に避難する必要はありません。「在宅避難」や安全な親戚・知人宅に避難することも検討してください。
防災行政無線を聞きやすく 防災ラジオ(有償)
屋外に設置している防災行政無線が聞き取りづらい方を対象に、防災行政無線と同じ内容を聞くことができる「防災ラジオ」を3,000 円で貸与しています。印鑑持参の上、市役所4階の危機管理課または天津小湊支所、吉尾・江見・小湊出張所で手続きしてください。1 世帯1 台限りです。詳しくは「防災ラジオについて」をご覧ください。
防災情報をメールでもお知らせ
火災や災害などの防災情報は、携帯電話やスマートフォンで受信することもできます。それぞれ配信される情報が異なるため、2つの登録をおすすめします。
消防車出動情報や火災などの情報
「ちば消防共同指令センター」でお知らせしています。詳細やメール配信の申し込みは「安房郡市消防 災害案内メール配信サービス<外部リンク>」をご覧ください。
火災以外の災害や避難などの情報
「鴨川市安全・安心メール」でお知らせしています。詳細やメール配信の申し込みは「緊急情報をメールでお知らせ」をご覧ください。
停電や断水に備えて備蓄を
「在宅避難」を見据え、災害復旧までの数日間を生活できるよう日ごろから備蓄品を用意しておきましょう。
食料品は、消費期限が迫ってきたら新しいものを買い足して古いものを消費し、長期の備えをしましょう。
備蓄品の例
食料品
缶詰やレトルト食品など非常食は「在宅避難」の場合、7日分以上を備蓄。栄養補助食品や調味料などもあると便利です。
特に高齢者や乳幼児、アレルギー体質の方など、それぞれの家族の事情に応じた食料が必要な場合は多めに準備をしてください。
飲料水
大人1人1日3リットルが目安で、「在宅避難」の場合、7日分以上を備蓄しておきましょう。また、水の配給を受けるための給水タンクなどもあると便利です。
燃料
卓上コンロや固形燃料、予備のガスボンベなどの燃料を準備しておきましょう。ガスボンベは1本で約65分の使用を目安として必要数を備蓄してください。
生活用品
毛布、なべ、やかん、簡易食器、ラップ、アルミホイル、簡易トイレ、バケツ、工具類(ロープ・バールなど)、新聞紙、布ガムテープなど
【補足】簡易トイレの必要数の計算方法
1人1日5回×家族の人数分×7日分
※大便は1回ごとに、小便は3から4回使用ごとに交換する。
ローリングストック(回転備蓄)で在宅避難に備えましょう!
ローリングストック(回転備蓄)とは、言葉のとおり、「備蓄」を「回転」させて備える方法です。保管している備蓄食品を古いものから定期的に消費し、食べた分だけ買い足します。
こうすれば、賞味・消費期限のチェックにもなり、乾パンや缶詰のような期限の長いものに限らず、レトルト食品や乾麺、フリーズドライ食品など比較的期限が短くても普段から食べなれた食品を非常食として役立てることができます。