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9月1日は防災の日 日頃の備えが大切です
7月30日にカムチャツカ半島付近で発生した地震により、太平洋側に津波警報が発表され、市内でも多くの混乱がありました。災害はいつ訪れるか分かりません。災害から身を守るためには、自分の身は自分で守る自助が最も大切となります。
9月1日は「防災の日」。各家庭で、大切な命と財産を守るため、日頃から防災対策をしておきましょう。
危険箇所や避難施設を確認
パソコンやスマートフォン、タブレット端末から、鴨川市の「防災マップ(WEB版)」にアクセスしてください。危険区域や避難施設の場所などを、住宅地図や航空写真で確認することができますので、災害への備えにご活用ください。
雨風が強くなる前に家屋を補強
9月は台風などの集中豪雨により、河川の急な氾濫や土砂災害の危険性が高まります。雨風が強くなる前に家屋を補強し、瓦・植木鉢などが飛ばないよう固定・移動しておきましょう。こまめに側溝や排水溝などを掃除しておくことも大切です。
「高齢者等避難」などが発令されたら危険な場所から迷わず避難
市では、防災行政無線や防災ラジオ、安全・安心メールなどで防災情報を発信しています。「高齢者等避難」や「避難指示」が発令された場合は直ちに避難行動を開始しましょう。
ただし、自宅の安全が確保されている場合は、必ずしも避難所に避難する必要はありません。「在宅避難」や安全な親戚・知人宅に避難することも検討してください。
防災行政無線を聞きやすく 防災ラジオ(有償)
屋外に設置している防災行政無線が聞き取りづらい方を対象に、防災行政無線と同じ内容を聞くことができる「防災ラジオ」を3,000 円で貸与しています。印鑑持参の上、市役所4階の危機管理課または天津小湊支所、吉尾・江見・小湊出張所で手続きしてください。1 世帯1 台限りです。詳しくは「防災ラジオについて」をご覧ください。
防災情報をメールでもお知らせ
火災や災害などの防災情報は、携帯電話やスマートフォンで受信することもできます。それぞれ配信される情報が異なるため、2つの登録をおすすめします。
消防車出動情報や火災などの情報
「ちば消防共同指令センター」でお知らせしています。詳細やメール配信の申し込みは「安房郡市消防 災害案内メール配信サービス<外部リンク>」をご覧ください。
火災以外の災害や避難などの情報
「鴨川市安全・安心メール」でお知らせしています。詳細やメール配信の申し込みは「緊急情報をメールでお知らせ」をご覧ください。
最低3日、できれば7日分の備蓄を!
令和元年房総半島台風被害時には、停電が最長で2週間も続きました。災害発生時はライフラインの復旧や支援物資が届くまでに時間がかかることから、日頃からご家庭で食料品や日用品を備蓄しておくことが大切です。
食料品は、消費期限が迫ってきたら新しいものを買い足して古いものを消費し、長期の備えをしましょう。
また、農林水産省では「食事に配慮が必要な方は、少なくとも2週間分の食品をご家庭にストックすること」をおすすめしており、「食物アレルギーの方の備え」や「災害時に備えた食品ストックガイド」を掲載しています。備蓄をする際の参考としてください。
参考リンク:「アレルギーの方こそローリングストック!<外部リンク>」(農林水産省)
食料品
米やパンなどの主食、レトルト食品や缶詰などの主菜、インスタントみそ汁、即席スープなどの副菜が必要です。お湯、または水で調理可能なアルファ化米や乾パンも用意しましょう。栄養補助食品や調味料などもあると便利です。
特に高齢者や乳幼児、アレルギー体質の方など、それぞれの家族の事情に応じた食料が必要な場合は多めに準備をしてください。
食料の備蓄品を用意する際は、平常時から実際に食べてみて、味や食べ方を確認しておくことが安心につながります。災害時に初めて食べると、口に合わなかったり食べられない場合もあります。
また、購入するときは成分表示を確認し、安心して食べられる食品を備蓄しておきましょう。
飲料水
大人1人1日3リットルが目安で、「在宅避難」の場合、7日分以上を備蓄しておきましょう。また、水の配給を受けるための給水タンクなどもあると便利です。
燃料
卓上コンロや固形燃料、予備のガスボンベなどの燃料を準備しておきましょう。コンロがあれば食品を温めたり、簡単な調理をすることが可能です。ガスボンベは1本で約65分の使用を目安として必要数を備蓄してください。
生活用品
毛布、なべ、やかん、簡易食器、ラップ、アルミホイル、簡易トイレ、バケツ、工具類(ロープ・バールなど)、新聞紙、布ガムテープなど
3日分の備蓄品ってどれくらい?
飲料水(4人家族の場合)
1日3リットル×3日分×4人=36リットル(2リットルのペットボトル18本分)
食料(4人家族の場合)
3食×3日分×4人=36食
簡易トイレ(4人家族の場合)
1人1日5回×3日分4人=60回分
※大便は1回ごとに、小便は3から4回使用ごとに交換する。
ローリングストック(回転備蓄)で在宅避難に備えましょう!
ローリングストック(回転備蓄)とは、言葉のとおり、「備蓄」を「回転」させて備える方法です。
普段食べている缶詰やカップ麺、レトルト食品などを少し多めに買い足しておき、普段使いをしながら、使った分を買い足してください。