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▲鴨川を住みよい街にする会 会長 市川能成さん
花の街づくりを推進する「鴨川を住みよい街にする会」では、このほど、花の苗の無料配布を行いました。これは、市民の皆さんに配布した苗をご自宅で育てていただき、花の街づくりを進めていくという趣旨で行っているものです。
会長の市川能成さんにお話を伺いました。
平成30年度の「市民提案によるまちづくり支援事業」を受けて、会をスタートさせました。自分たちの住むまちを自分たちの手で活性化させたいと考え、「市民が健康な街づくり」、「子どもが元気な街づくり」、「花の街づくり」をテーマに、それぞれ自分たちでできることから一つひとつはじめてみようと考えました。
花の苗の無料配布は「花の街づくり」の一環として行っています。苗を配ることで、皆さんが自宅に花を植えてくれて、街中が花であふれたらいいなと思い、スタートさせました。
今回配布した花の苗は、クリーピア(ペチュニア)、センニチコウ、キバナコスモスなどです。会員の皆さんと一緒に、昨年作った花の種から、全部で2,000鉢を育てました。
そのほか、3人の協力者の方からユウガオやサクラソウなどの苗を寄贈していただき、合計2,400鉢になりました。
今回は、各会場1人8鉢までとし、1日目は115人、2日目は80人、3日目は86人の方にお越しいただき、全て無料で配布しました。
▲キバナコスモス
▲ペチュニア
▲センニチコウ
▲たくさんの方にお越しいただきました(写真は1日目の東条公民館)
市役所北東の小川沿いに「生き生きロード」という散歩道を整備しました。年間で15~16回ほど芝刈りを行い、道沿いに槿(むくげ)の花を100本ほど植えています。だいたい800m程度の距離ですが、近所の方からは、芝が刈り込まれているのでフワフワして歩きやすいという声をいただきます。7月はちょうど槿が見頃を迎えています。そのほか周辺の道路も、田んぼが青々と広がっていて美しいので、皆さんに歩いていただき、健康になってほしいです。
また、「健康寿命は延ばせる。」という健康講座も開催しています。
▲広場地区に整備した「生き生きロード」
▲色とりどりの花が散歩する人の目を楽しませています。
▲7月は槿(むくげ)が見頃
私は高校の教師をしていましたが、高校よりもっと早い時期、例えば小学生や幼児などの教育にも興味があり、機会があれば、小学生の学習指導をして地域に貢献したいと考えました。現在、東条公民館で子どもたちに勉強を教えています。
花の苗を配布する時、皆さんがとても喜んでくれるんです。その笑顔をみると、やって良かったなと思いますし、今後の励みにもなります。自分たちでできることを、コツコツとやっていき、それで街が元気になれたら良いなと思っています。
▲苗を育ててくれた会員と
38年間、高校の教師として保健体育を受け持つ。サッカー部の顧問も担当。平成30年度から市の「市民提案によるまちづくり支援事業」を受け事業を実施、令和3年度で終了。令和4年度からは、会として実施可能な事業を引き続き展開している。会員は88人。
※インタビュー内容は令和5年7月2日現在です。