本文
千葉県内の東京2020オリンピック聖火リレーの代替イベントが、7月1日(木曜日)から3日(土曜日)まで行われました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、公道でのリレー走行が中止となり、ランナーがひとつの場所に集まってトーチに灯した聖火をつなぐ「トーチキス」を行う点火セレモニーに変更。
初日は、山武市の蓮沼海浜公園で行われ、県内で選ばれたランナーや介助者など約70人が参加しました。
鴨川市からは、久根崎克美さん、成岡真鈴さん(オルカ鴨川FC)、國香想子さん(オルカ鴨川FC)が千葉県選出ランナーに選ばれていましたが、当日の点火セレモニーには、久根崎さんが参加。
久根崎さんは、心のバリアフリーやユニバーサル社会の推進に取り組んでおり、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、在宅医療を続けています。
介助者の小高由加里さん、看護師の山田妙子さん、理学療法士の佐伯考一さんとともに登壇すると、晴れやかな表情で聖火をつないでいきました。
久根崎さんは「みんなの思いがたくさん詰まっていて、とても重みのあるトーチでした。障害や難病を抱え頑張っている方への希望、その家族や医療従事者の皆さんに感謝の気持ちを伝えるため、笑顔でトーチを掲げ、希望の灯をつなぐことができました。鴨川市民の皆さん、支えてくれた多くの仲間への感謝の気持ちでいっぱいです。」と話していました。
▲1976年モントリオールオリンピックバレボール
金メダリスト 田村悦智子さん(館山市)へ聖火をつなげました