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東条公民館(松本俊一郎館長)主催「第1回 鴨川再発見!長狭地区の歴史を紐解く」を開催しました。
鴨川には古くから伝わる貴重な史跡や文化財があることを再認識することで、郷土愛を育み、地域の伝統の継承を図るとともに、地域の発展に活かしていきたいと考え、第1回は鴨川市に現存する明治天皇大嘗祭に関わる「主基斎田」を取り上げました。
明治・大正・昭和・平成・令和と時代が移るなかで、鴨川にある「主基斎田」は明治天皇に関わりが深く、歴史的にも大切なものであると講師の入江裕一氏より熱く語っていただきました。他の地域の「主基斎田」の保護活動についても紹介していただき、参加者の多くが地域の発展にも活かすことができると感じていました。また、今回の主催教室に多くのご支援をいただいた鴨川市明治神宮崇敬講の鈴木美一講元からも、明治神宮とのつながりについて話していただきました。
午後からは、「主基斎田」(北小町)の新米を使って明治神宮に奉納する「白酒」を醸造している亀田酒造株式会社を見学しました。実際に「白酒」を醸造する樽や奉納する酒樽を見せていただき、亀田雄司会長から明治神宮に奉納するときの様子など貴重な体験談をたくさん聞かせていただきました。また、伝統を守りながら新しいことにも挑戦している亀田酒造の酒造りについても伺うことができました。「主基斎田」・亀田酒造・明治神宮のつながりがわかり、3回目に実施する明治神宮の参拝が待ち遠しくなりました。
参加者からは、「普段見ることのできない貴重な物をたくさん見せていただき、本当に良かった。」、「鴨川市にこんなに貴重な史跡があることに驚いた。」など「主基斎田」の価値を再認識した話が聞かれました。
令和6年7月24日(水曜日)午前8時30分~午後3時00分
主基斎田跡、亀田酒造株式会社
入江裕一氏、鈴木美一講元、亀田雄司会長
34名