本文
市民の皆様には、輝かしい令和5年の新春を健やかにお迎えのことと、お慶びを申し上げます。
昨年は、引き続くコロナ禍に加え、不安定な国際・経済情勢を背景とした物価高騰が、日常生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。
本市では、キャッシュレスポイント還元キャンペーンをはじめ、農林漁業・畜産業・商工業を対象とした支援金、子育て世帯を対象とした給付金など、市独自の支援策を実施してまいりました。
皆様の温かいご理解とご協力により、市内全小中学校で3年ぶりとなる修学旅行が実施できましたこと、また夏期には、市内全5カ所で海水浴場を開設できましたことは、市民生活や観光振興、地域経済にとって明るい兆しの現れと存じております。本年も、この流れを加速するため、円滑なワクチン接種と住民生活に寄り添った支援、地域経済の回復に、職員一丸となって邁進いたします。
また、第4次5か年計画の進捗をはじめ、公共施設の統廃合や長寿命化、城西国際大学観光学部跡地の早期利活用、財政の健全化など、懸案事項の解決にもスピード感をもって取り組み、本市の持続的な発展を図ってまいります。
これら施策の実施に当たっては、市民皆様との信頼関係を大切に、丁寧な説明と対話を心がけ、誰もが安心して暮らせる「新しい鴨川づくり」に、全身全霊を傾注してまいる所存です。どうか皆様には、鴨川の「今」と「未来」を守るため、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶といたします。
令和5年1月1日 鴨川市長 長谷川 孝夫