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鴨川市「二十歳の集い」の日を迎えられました381名の皆様、誠におめでとうございました。1月8日(日曜日)、私は、会場となりました鴨川シーワールドで、20歳の皆様に次のようなメッセージを送りました。
「プロ野球県民球団である千葉ロッテマリーンズは、鴨川市とフレンドシップシティ・プログラム協定を結んでおりますが、昨年、20歳と5カ月の史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希投手のことは、皆様の記憶に新しいことと思います。
岩手県陸前高田市で生まれた佐々木投手は、小学3年生の時に東日本大震災による津波で、大切な家族と住み慣れた実家を一瞬にして失いました。大人でさえ簡単に立ち直れない状況下、佐々木投手は転校先で大好きな野球に打ち込み、今や日本球界を代表するまでに成長しました。
そうした成功の支えとなったのは『今あるものがいつまでもあるわけではない』という他ならぬ震災からの教訓と、『だからこそ、その瞬間を悔いなく一生懸命に生きる』という強い決意があったとのことです。
私は、皆様が佐々木投手の言葉をヒントに、コロナ禍という試練の時代を前向きに捉え、ピンチをチャンスに変えることで、誰もが新たな価値観を創造できると信じております。そして皆様が掲げられた『新たな第一歩~我らが創る新時代~』に向け、持ち前の若さと柔軟な考え方、行動力で失敗を恐れず挑戦する気持ちを、これからも持ち続けてください。
そして皆様には、この二十歳の集いを機に、鴨川市を改めて見つめ直して欲しいと思います。皆様が生まれ育った鴨川は、温暖な気候の中、豊かな自然に囲まれ、多様な観光資源や農水産資源、充実したスポーツ、福祉施設と先進的な医療・教育環境が整った、素晴らしいふるさとであると自負しています。グローバル化と情報化が進む中、皆様の活躍の舞台は無限に広がっていますが、常にふるさと鴨川を思い、愛着を持って、将来この地で生活していただくことができれば、私としてこの上ない喜びです。」と、話しました。
※式典の様子や出席された皆さんの写真もご覧ください。