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いくつ歳を重ねても春になると、出会いの喜び・期待・別れの悲しさ・寂しさ…いろいろな気持ちが交差する思いにさせられます。
去る3月、希望と緊張が入り混じる、こども園、小・中学校、高等学校の卒業式に出席しました。私は、子どもたちの前に立つと「鴨川市で学ぶ子どもたちには、こんな人になってほしい」と必ず話すことがあります。
それは、1 名前を呼ばれたら「はい」と返事ができる子。2 「おはようございます。こんにちは」の笑顔で挨拶ができる子。そして3 うれしい事、いい事があったら「ありがとう」の「感謝」の言える子、になってほしいと話します。この3つができたら、どこの社会に行っても通用すると思っています。
鴨川市の全ての園・学校では、この3つがしっかりとできていると伺っています。特に私が伺った認定こども園の子どもたちは、大きな声での返事、修了証書を園長先生からいただいた後、保護者の方に「ありがとう」とささやく言葉に感動しました。そして保護者のまぶたを熱くしながらの「おめでとう」の言葉に、私はとても心が温かくなり、鴨川で学ぶ子ども・生徒たちに誇りを覚えました。
市役所も26名の職員が卒業(退職)されました。長年のご苦労に心から敬意と感謝を申し上げ「新たなステージでのご活躍と、人としての本当の付き合いはこれからです」と、話しました。