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野生動物による農作物被害が深刻な鴨川市で、有害鳥獣として捕獲された野生動物の供養祭が、11月21日(火曜日)に行われました。
誕生寺で行われた供養祭には、鴨川市有害鳥獣対策協議会会長の長谷川孝夫市長をはじめとする対策協議会委員が参列し、淘汰された野生動物を弔い、捕獲作業の安全を祈願しました。
長谷川市長は「人と野生動物の共存は理想だが、現在ではそのバランスが大きく崩れ、農業のみならず人々の日常生活までをも脅かす鳥獣の存在が大きな社会問題となっている」と状況を説明しました。
鴨川市では、令和4年度の野生鳥獣による農作物被害は42.7トン、被害金額は9,904千円でした。令和5年度10月末現在の有害鳥獣捕獲頭数は、サル211頭、シカ717頭、イノシシ1,290頭、キョン1,113頭で捕獲総数として3,331頭を捕獲しています。