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年度始めのこの時期は、各団体の総会シーズンです。先日、民生委員児童委員協議会の総会に出席しました。市では現在、各地区78人の皆さんに民生委員・主任児童委員をお願いしています。
今、私たちの社会は、家族の絆や地域のつながりが弱まりつつある中、悩みを抱える人が増えていると言われています。民生委員や主任児童委員の皆さんは、こうした方々に寄り添い、市民の暮らしと福祉の相談窓口として、地域共生社会の実現にご尽力いただいています。
ご承知のとおり、元日に発生した能登半島地震をはじめ、日本各地で地震や想定を超えた自然災害が多発しています。常に自然の脅威にさらされていると言っても過言ではありません。緊急時には、行政や公的機関による「公助」だけでは、即座に十分な対応を行うことが困難となります。まず、近隣の皆さんが協力して助け合う「共助」が必要となり、そこでの見守り相談役として、民生委員や主任児童委員の存在がますます重要となってまいります。
どうか民生委員や主任児童委員の皆さんには、地域福祉、児童福祉に関する各分野において、身近な相談役として、また関係機関とのパイプ役として、お力添えを賜りたいと思います。皆さんの尊い社会奉仕の精神に心から感謝します。