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9月2日になると、各学年の教科の学習が始まっていました。
学習の再開と共に、授業と授業の間の休み時間にも、多くの子ども達が校庭に出てくるようになりました。
ひととおり遊び終えると、何人かの子ども達が校庭の時計を見たあと、校舎に向かって走って行きました。
その動きに連なるように、三人、四人、五人と、校舎に向かって走る子ども達が増えていきます。
校庭にいた子ども達のほとんどが下駄箱の辺りまで戻ってきたときに、休み時間の終わりを知らせるチャイムが鳴りました。
チャイムが鳴ってから動くのではなく、鳴る前に行動する。
簡単なようで、実は難しいことを、子ども達は1学期同様に行動していたので、とても安心しました。
そして、下駄箱を見ると、
ついさっきまで、校庭にいたときに履いていた外履きのくつが、かかとをそろえて下駄箱に入れてありました。
「次の授業を時間どおりに始められるように」
「くつをそろえて、みんなとの行動もそろえよう」
子ども達ひとりひとりが、みんなとそろえようとする心をしっかりと持ってくれていることを、
とても嬉しく、また頼もしく感じました。