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2025年も鴨川でプロ野球選手が合同自主トレを実施。
最初の4日間の様子をお届けします。
初日に参加した選手は、田村龍弘選手、佐藤都志也選手、平沢大河選手、水上桂選手の4名と、富山GRNサンダーバーズ所属の岩室真選手の全部で5選手。
8時きっかりにスタートし、念入りなウォーミングアップと体幹トレーニングをまずは1時間ほど行い、その後、インターバルのランニング、ウエイトトレーニング、キャッチボール、守備練習と続きました。
昼食後は、再び体幹トレーニングやバッティング練習で14時30分頃に練習終了という内容でした。
平日にもかかわらず、100人を超えるファンが訪れ、室内練習場の2階ギャラリーから見学していて、ノックの際はナイスプレーが出ると拍手が起こり、訪れたファンの皆さんが選手を激励していました。
トレーニング終了後にはサイン会も急遽実施されるなど、初日から貴重なファンサービスもありました。
2日目は体幹、ストレッチ、アジリティからスタートし、ランニングはサッカー場で行いました。
この日の守備練習では、ノックを捕球後、1塁の位置に設置された集球ネットに送球するというもので、途中からネットに入れるのではなく、フレームを狙って当てるルールに変更して、規定の数を当てられた人から抜けていくなど、ゲーム性を持たせて高度な練習を行っていました。
また、この日は午前中の練習メニューが少し早めに終わったので、昼食前のタイミングでサイン会を実施しました。
3日目もストレッチから始まり、体幹~アジリティ~ランニング~ウェイトトレーニング~守備練習と午前中のメニューを消化。午後からは体幹~メディシンボールスロー~バッティングという内容でした。
第1クール最終日の4日目は、午前中にバッティング、午後から守備練習を行い、最後は強化トレーニングで地獄のクッションジャンプも行っていました。(どのようなトレーニングかは、昨年の自主トレ公開の様子「MARINES FREAKS #45<外部リンク>」をご覧ください。)
第1クールのトレーニングは8時にスタートして、14時から14時30分頃まで行われていました。
第2クールの15日には中村稔弥選手も合流する予定です。
なお、13日(月曜祝日)と14日(火曜日)は、練習は10時開始となりますのでご注意ください。
第2クール初日の12日は、日曜日ということもあって、多くのファンの皆さんが鴨川へ訪れてくれました。
この日は、サイン会の整理券配付もあり、朝7時30分の時点で80人ほどの行列ができていました。8時の時点ですでに配付予定枚数以上の120人超の行列となり、さらに小雨も降ってきたので、事前のご案内のとおり、時間を早めて配付を行いました。
練習は8時30分にスタート。体幹、ストレッチ、アジリティの後にランニングを行い、当初午後に予定していたキャッチボールや守備練習を前倒しで午前中に行うなど変更もありましたが、約500名のファンが見学するなか、選手は順調にメニューを消化していきました。
ファンの皆さんは、「普段見られない練習風景をこんなに近くで生で見ることができて、本当に来て良かった」「投げる球も打球もすごく速くてびっくりした」とプロの迫力を間近で感じていました。
サイン会も予定どおり、午前練習後と午後の練習後の2回開催して、選手との交流の時間を設けてくれました。
12日は夜間練習も行われ、選手達は体幹やバッティングを中心に汗を流し、日中の練習に加えて、夜間の練習も21時ギリギリまで行い、さらに追い込んで、体の土台作りに励んでいました。(夜間練習は見学はできません)
13日は月曜祝日で、この日もサイン会の整理券配付の行列が朝7時30分時点ですでに150人ほど並んでいたため、時間を早めて配付しました。
前日に夜間練習を行ったことから、トレーニングは10時スタート。体幹、アジリティ、ダッシュ、ランニング、強化トレーニングに続き、バッティング練習、昼食を挟んで、午後から守備練習といったメニューでした。
この日もサイン会を午前・午後の練習後に2回開催し、選手もかなり疲労がたまってきているなか、ファンサービスの時間を作ってくれました。
そして夜は2日連続の夜間練習を実施。バッティング練習では、動画を撮ったり選手同士でアドバイスをしながら、体の使い方やフォームの確認をしていました。
14日は、野球場でのトレーニングを開始。10時スタートだったので気温も暖かい状態で、ウォーミングアップからランニング、肩トレ、キャッチボール、バッティング練習と15時頃まで終日野球場で行いました。
「最初なので軽く打ちます」と選手は言っていましたが、それでもスタンドインを連発し、場外ホームランも何発か出るなど、プロのパワーと技術に今年も驚きです。
練習後には選手自らトンボ掛けを行ってグラウンドを整備していました。平沢選手はトンボのしまってある場所を覚えていたらしく、スタッフよりも先に一番にその場所へ向かい、みんなの分のトンボを出してくれました。
15日は午前中で早上がりの日となりました。大まかな時間など事前にお伝えできることは市のホームページで随時更新してお知らせしていますので、見学を予定されている方はご確認をいただければと思います。
この日から中村稔弥投手が合流し、練習は野球場で7時30分スタート。気温も未だ上がらないうちにアップを始め、ストレッチ、動体操、ダッシュの後、メインスタンドの階段を使って階段ダッシュを実施。距離や回数はじゃんけんで決めていました。
肩トレ・肩ストレッチ・メディシンボールスローと続いたのですが、風が非常に強くなってきて、バッティング練習は急遽室内練習場で行うことに。急いでセッティングし、バッティング練習をなんとか終えることができました。
この日は練習後に少しの時間ですが、佐藤都志也選手がサインをしてくれる時間もありました。
16日は一日を通して気温が低く、午前中は室内練習場でアップ後、サッカー場でランニングを全員で行い、その後は二手に分かれてソフトボール場で平沢選手と中村投手が守備練習、キャッチャー陣は室内練習場でブロッキングなどキャッチャースキルのトレーニングを行いました。首の角度など田村選手から細かい技術指導を受けていました。
その後ウエイトトレーニングを1時間ほど行い、昼食を挟んで、午後からは野球場でバッティング練習の予定でしたが、気温が低かったため、急遽、室内に変更してバッティング練習を行いました。
17日第二クール最終日は、室内練習場からスタート。ストレッチや体幹トレーニングを終えて、スパイクを履いてソフトボール場に移動しアップの動体操、キャッチボールを行いました。その後は、室内練習場では田村選手、水上選手がキャッチングなどの練習、ソフトボール場では平沢選手がノックで守備練習、ブルペンでは中村投手が投球練習し、佐藤選手、岩室選手が球を受けていました。
午後は野球場でピッチングマシンを使ってバッティング練習。北寄りの風でしたが日が出ると暖かく、なんとか外で練習を行うことができました。
18日(土曜日)は休養日です。
第3クール初日は日曜日だったものの、気温も低く午後から雨の予報ということでお客さんも先週の日曜日ほどは多くはありませんでした。この日も室内練習場でアップ後、ソフトボール場でキャッチボールやノック、ブルペンで投球練習を行い、バッティング練習も室内練習場で行いました。
ウエイトトレーニング後、昼食を終えてから、選手全員参加による少年野球教室を開催していただきました。
打撃グループと守備グループに分かれ、佐藤選手、中村選手、岩室選手がバッティング、平沢選手と水上選手が守備の指導、田村選手は総監督として全体を見ながら個別に指導をしていました。
バッティングの方では、バットの出し方やタイミングの取り方、スタンスの足の位置などをアドバイスし、時には自ら見本を見せて熱心に指導していました。最後は子どもたちの目の前で佐藤選手がバッティングを披露し、迫力ある打球にみんな驚いて歓声をあげていました。
守備グループでは、「フライがうまく捕れない」との質問には「顔の正面で捕るようにすると捕りやすい」、「ゴロを捕るのが苦手でどうしたら捕れるようになりますか」との質問には、「グローブを上から下にではなく、下から上にすくうように捕るとよい」など平沢選手が分かりやすく説明していました。
田村選手は順番待ちの児童に個別に指導し、左手の使い方やバットの角度、振るときのイメージの仕方など、子ども一人一人のクセや直した方が良いところなど細かいポイントまで見てアドバイスしていました。
20日の月曜日は前日に夜間練習を行ったことや、降雨によりグラウンド状態の回復を待つために午後から練習開始となりました。
室内練習場でアップを行い、サッカー場でランニング、野球場に移動してバッティングや守備練習を行いました。途中小雨が降ってきたものの、グラウンドでのメニューをしっかりと消化し、ウェイトトレーニングへ移行。その後も夕食を取らずにそのままぶっ続けで夜間のバッティング練習へと突入しました。
19日と20日はバッティングの日と決めていたらしく、昨年と比べても、かなりの球数を打ち込んでいました。
第3クール最終日の21日は、朝から野球場で練習開始。
この日は自主トレ公開日で、マスコミ各社が多数球場を訪れ、練習風景の撮影やバッティング練習の合間に順番待ちの選手に囲み取材をしていました。そして、ほんの数時間後には各社の記事がSNSにアップされ、自主トレの様子などが発信されていました。
また、練習後には、昨年に続き、マリーンズ公式応援番組「MARINES FREAKS」などの撮影もあり、こにわさんもまた鴨川に来てくれました。収録した映像は2月に入ってから公開のようですのでお楽しみに。⇒MARINES FREAKS #69<外部リンク>
22日(水曜日)は休養日で、残すところ、あと3日となった鴨川自主トレ。
シーズン中にはない貴重な機会ですので、皆様、ぜひ鴨川へお越しください。
いよいよ最終クールとなり、もうすぐ自主トレも終わってしまうと多少のさみしさも感じつつ、23日は野球場から練習スタート。体幹・アジリティトレーニングの後、ベースランニング、キャッチボール、守備練習と続き、バッティング練習、強化トレーニングを交代で行い、最後に中村投手、平沢選手はウエイトトレーニング、キャッチャー陣は室内練習場でキャッチャー用の守備練習で終了という内容でした。バッティング練習には中村投手も参加し、快音を響かせていました。
24日は8時スタートで午前中で練習終了となりました。この日はマウンドで中村投手のピッチング練習も行われ、ボールを受けた田村選手や佐藤選手からアドバイスを受けながら調整をしていました。
25日は8時30分スタート。2025年の鴨川自主トレ最終日は、サイン会も予定されていたこともあり、たくさんのファンの皆さんが訪れてくれました。サイン会整理券の配付には朝7時の時点で200人近くの列ができており、この日も時間を早めて配付しました。寒い中、朝早くからご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。サイン会は、午前の部、午後の部とも予定どおり実施され、参加したファンの皆さんは選手との貴重な交流の時間を楽しんでいました。
最後に岩室選手についてもご紹介。中村投手が合流してから走り込みパートナーとして任命され、この自主トレで一番走り込んでいたかもしれません。NPBの選手のトレーニングに必死でついて行き、毎日、練習後にはかなり疲労困憊といった感じでしたが、この19日間の貴重な経験を活かして、ぜひとも今シーズンの日本海リーグでの活躍、そしてNPB入りを期待しています。
そして、室内練習場でのバッティング練習が終わり、ついに今年の鴨川自主トレも打ち上げ。
選手の皆さんは、たくさんの荷物を車に詰め込んで、ファンの皆さんに見送られながら、会場を後にしました。
千葉ロッテマリーンズの田村選手、佐藤選手、中村投手の今シーズンの活躍はもちろん、平沢選手は新天地の埼玉西武ライオンズで1軍での活躍、水上選手は1日も早い支配下登録を祈念し、2025シーズンも応援していきたいと思います。
最後に選手からコメントをいただきましたのでご紹介します。
「(調整や準備も含めて)一ヶ月間ありがとうございました!何から何までサポートしていただき本当に助かりました!またいい一年にできるよう精一杯頑張ります!引き続き応援よろしくお願いします!」
鴨川市の公式Youtubeでトレーニングの様子やサイン会、見学に来ていた方のインタビューの様子を配信しています。約1分30秒の動画です。通信環境の良いところでご覧ください。