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小湊サークルオブフレンズは、「きれいな浜をつくろう」をコンセプトに海岸清掃や美化活動を行う会です。
令和5年度の「みんなで育て鯛!まちづくり支援補助金」の採択を受けて活動をスタートさせました。
代表の榎田ますみさんや活動の参加者にお話を伺いました。
令和元年房総半島台風やコロナ禍で、海水浴場に指定されない海岸は整備されず、荒れ放題になっていました。
そんな中、合宿施設としての活用も始まった「小湊さとうみ学校」の利用者が海岸で遊んでいるという話を聞きました。これまで以上に多くの人が小湊にくる機会が増えるため「きれいな浜で遊んでほしい」という思いがこの事業を始めるきっかけになりました。
▲内浦海岸で毎月2回開催される海岸清掃活動
主に地元住民の方が参加してくれています。
老若男女、幅広い年代で和気あいあいと活動をしています。
初回の活動日である6月11日には、天津サーフィンクラブ、日蓮宗千葉南部青年会、小湊地域の団体の方など120人もの方が参加してくれました。
入会金として1,500円をいただいています。これは、Tシャツ代やスタンプカード代、保険料です。
その後の会費はありません。
▲「KOMINATO CIRCLE of FRIENDS」の文字が背中に。みんなでおそろいです。
▲海をモチーフにしたスタンプカード
スタンプを5個ためるとプレゼントを差し上げます。
活動に1回参加するごとに、1つスタンプを押しますので、5回参加するとプレゼントをお渡しします。
プレゼントは、活動に協賛いただいている地元のお店の商品です。
現在は、第2・第4日曜日を活動日としています。活動時間は、午前6時30分から1時間程度。
海辺がきれいになってきたら、活動日は減らしていきます。
▲男性陣は流木を運び、子どもや高齢者の皆さんはペットボトルや缶、ロープなどのごみを拾い集めていました
▲内浦地区在住の中学生たち。「沖縄の海と間違えるような、青い海と白い砂浜が広がる海にしたい」と話していました。
▲内浦地区の出身で現在は四街道市に住む20代の男性(右)。この日、海岸清掃のために鴨川市を訪れていました。
男性は、「鴨川市を魅力と活気あふれる街にしたい。」と話し、汗を流しながら大きな枝や流木を運んでいました。
一度雨が降るとまた枝や流木などが散乱してしまい、いたちごっこになってしまいますが、気長に活動し、浜に遊びに来た人が裸足で歩ける浜にするのが目標です。
「きれいな浜だったね。また来たいね」と思ってくれたら最高ですね。
▲1回目のビーチクリーンの写真。枝やごみが散乱していました。
▲たくさんの流木や木の枝、ごみが集められました。
▲2回目のビーチクリーン後の海岸の様子。枝などが取り除かれ、砂浜が見えるようになりました。
▲2回目の海岸清掃終了後は、集めた木の枝や流木を使って、参加者みんなで焼き芋をしました。
榎田さんは「みんなで楽しく活動を続けられるように、参加したときの”楽しみ”を作ることを常に考えています。」と話していました。
▲小湊サークルオブフレンズ代表 榎田ますみさん(51歳)
子ども会などで役員を行い、常に地域をよくするために活動。
令和5年度、市の「みんなで育て鯛!まちづくり支援事業」の「はじめ鯛!」コースで採択され、小湊サークルオブフレンズを立ち上げた。
※インタビュー内容は令和5年6月25日現在です。