本文
鴨川市では、市内3中学校の代表生徒11人による「鴨川市中学生まちづくり議会」を、市議会議場で開催しました。これは市の将来を担う中学生から、身近な地域の課題やまちづくりに関する意見などを発表する場を設け、ふるさと鴨川への郷土愛を醸成し、市政に対する理解と関心を深める機会を提供するとともに、中学生の視点からの意見を今後の市政運営に活かすことを目的に行ったものです。
議長は、鴨川中学校の豊嶋晟奈さん(2年生)で、その他の10人は議員を務めました。市の取り組みや政策について、生徒たちが議員となって質問・提案し、長谷川市長や鈴木教育長が答弁しました。執行部側には、3役のほか、佐々木市議会議長、議会事務局長、質問に関係する部長や教育次長が並びました。
議会の冒頭で、長谷川市長は「この中学生議会を契機に、皆さんが自分や家族が暮らす地域を見つめ、この鴨川市を良くするためにどうしたらいいのか、何ができるのかを考え、そして実際に行動していただければ、市長としてこの上ない喜びです」と述べました。
中学生議員は2人1組で登壇。「スポーツ複合施設の設備と誘致について」、「今後の安房東中学校について」、「曽呂地区の交通手段について」、「学校給食での地産地消の取組と割合について」など10件を質問・提案し、市長部局関係は長谷川市長、教育委員会関係は鈴木教育長が答えました。
長狭中学校の山崎温仁議員(2年生)から、鴨川市への移住・定住について、「地域の魅力を活かし、より良い地域にしていくために、また、移住を推進していくために、今後どのような取り組みを行う予定ですか」との質問されると、長谷川市長は「人口減少による過疎化や財政難、コロナ禍など、本市には、解決していかなければならない課題があるが、課題を1つずつ解決し、希望ある将来を切り拓いていくことが必要。地域活性化に向けたプロジェクトとして、スポーツ施設の充実、海辺の魅力づくりなどを進め、移住・定住先として選ばれる地域となるよう、『新しい鴨川づくり』に取り組んでいきたい」などと答弁しました。
(答弁する長谷川市長)
(鈴木教育長による答弁)
(真剣な表情で聴く中学生議員)
閉会後、佐々木市議会議長は「皆さんの質問から地域を愛する気持ちが伝わってきました。この経験を糧に、大きく飛躍してもらうことを期待しています」などと講評し、長谷川市長はお礼の挨拶で「皆さんからの質問をしっかりと受け止め、今後のまちづくりに活かしていきたい。皆さんには、将来、鴨川市のまちづくりの主役として活躍していただきたい」と話しました。
(佐々木市議会議長の講評)
(参加していただいた中学生議員の皆さんとの記念写真)
中学生まちづくり議会(質問・提案、答弁) [PDFファイル/339KB]
※参加した中学生議員(議長と各学校の代表3名)の感想などはこちらをご覧ください。