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▲JA安房鴨川水稲研究会の皆さん全員で撮影
令和6年12月6日、7日に山梨県北杜市で、第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会が開催され、5,000点近い出品の中からJA安房鴨川水稲研究会の渡久山克子さんのお米「縁結び」が特別優秀賞に選ばれました。同研究会は平成29年から毎年出品しており、3年連続の受賞となります。
この大会は、国内外の米を一堂に集め、これを審査・評価し、安全性や良食味を求め「良質な米作り」に日々精進する生産者や生産団体を支援し認めることを目的として、毎年開催されています。
▲渡久山さん(右から2番目)とJA安房鴨川水稲研究会の皆さん
また、県内米生産者の良食味米生産意欲向上を目的とした令和6年産千葉米食味コンクールが、令和6年12月17日に千葉市内で開催され、「コシヒカリ」の部で、応募数74点の中から川名一将さんが最高位の千葉県知事賞に、廣部信義さんが運営委員会会長賞を受賞しました。
▲川名さん(右から2番目)、廣部さん(右から3番目)とJA安房鴨川水稲研究会の皆さん
渡久山さん、川名さん、廣部さんは、JA安房鴨川水稲研究会の田代朗会長や役員とともに鴨川市役所を訪問し、長谷川市長に受賞の報告をしました。
渡久山さんは、「『縁結び』は粘り強く後味がさっぱりしていて、何のおかずにでも合います。稲の高温障害を防ぐため、夜の水くみや畦の草の管理など工夫しました。」とお話していました。
川名さんも新たな土壌改良剤を取り入れることで、稲の高温によるストレスを軽減させたり、廣部さんも日頃からこまめに手入れをしている様子が伺え、役員の方は「他の方には真似できないくらい稲がきれいに揃っている。」とおっしゃっていました。
田代朗会長は、「今年のようにお米の値段が上がってくれれば農業者が増え、良いものを一生懸命作る励みにもなる。」と述べられました。
加えて、川名さんは、農業の担い手不足について「この受賞を機に、未来の農業を共に考えながら良い米を作ってくれる仲間を増やしたい。一緒に米作りに励んでくれる人が増えるといいと思う。」ともおっしゃっていました。