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市内北小町でアクアメロンを栽培する高橋幸弘さんが、令和6年12月19日(木曜日)に千葉市のホテルプラザ菜の花にて行われた、令和6年度千葉県農業士・千葉県指導農業士認証式典において「千葉県指導農業士」に認証されました。
千葉県では、地域の若手リーダーとして活躍する農業青年を「農業士」、優れた経営能力を持ち、地域の農業後継者の育成・指導に熱意のある農業者を「指導農業士」として、昭和52年度から毎年度認証しています。本年度は、農業士29名、指導農業士15名、計44名が認証されました。
▲令和6年度千葉県指導農業士新認証者(中段右から3番目が高橋さん)
高橋さんは千葉県指導農業士認証後、市長を表敬訪問されました。
高橋さんは農業を営む上での「里のMUJI みんなみの里」の存在の意義深さや重要性について「売り上げが伸びただけではなく、多様な6次化が実現し、結果、大幅な食品ロスの削減にもつながっている。」と話していました。また、来年度は、学校給食にも使われる予定だということ。
どうしてメロン栽培を選ばれたのか理由をお聞きしたところ「将来の選択肢が他にもあった中で、物作りに携わりたいという思いはあった。遊びに来た仲間が、父が作ったメロンを『ここのメロンは他とは違う。美味しい美味しい』と食べている様子を見て気付いた。」と農業の道に入られたきっかけを教えてくださいました。
苦労される点は、一番は天候だそうで、日照不足は収量や収穫期に大きく影響してしまうそう。昨今の高温対策については、様々な品種改良に取り組まれていて、甘味についても季節に応じて改良を加えているとのことです。他にも土壌や肥料にも工夫されているとのことでした。
今後農業を志す方に向けて「メロンだけでの専業は厳しいが、やりたいっていう方がいたら気軽に参入できるシステムが構築できるといい。」ともおっしゃっていました。
また、高橋さんは剣道を通じ、子供達の指導・健全育成にも寄与されています。
長谷川市長からは「高橋さんには、日頃より農業のみならず、環境や教育分野においてもご貢献いただいている。」と感謝の言葉が伝えられました。
▲市長を表敬訪問
認証された指導農業士は、「千葉県指導農業士会」に加入し、会員と相互にで連携・交流しながら、農業後継者指導・援助の改善を図っています。