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館山人権擁護委員協議会鴨川部会(庄司満治 部会長)は、6月1日(木曜日)江見小学校(山口真妃校長)4年生28人を対象に人権教室を実施しました。
これは、子どもたちの人権意識を高める取り組みの一環として法務局の指導のもと、全国で実施されている人権擁護委員による出前授業です。鴨川部会では、子どもたちに身近ないじめ問題を中心に、DVDや絵本・紙芝居を使いながら、毎年市内の小中学校で実施しています。
今回は「いじめ」をテーマとして、ある出来事をきっかけにいじめられるようになった主人公が、「いじめを見ていただけの子」、「自分がいじめられるのは嫌だからいじめる子」、「いじめをおもしろがっていただけの子」に対し、何を言いたかったのかを考えてもらうことで、人を思いやる心や相手のことを考える気持ちが大切であるということを伝える授業を行いました。
児童は真剣にDVDを鑑賞し、「見ているだけでなく助けて」、「いじめられるのが嫌でも注意して」、「いじめを止めてほしかった」など、主人公の気持ちになっていじめについて考えていました。
また、「いじめのないクラスにするにはどうすればいいか」との問いかけに、「みんなで仲良くする」、「悪口を言ったり、仲間はずれにしない」、「自分がされて嫌なことはしない」、「相手の気持ちを考える」などの意見がありました。
最後に、人権擁護委員から「いじめや友人関係の悩みは、まず、親や先生など身近な人に相談してください。直接相談ができない時は、『子ども人権110番』に電話をしたり、学校で配布される『SOSミニレター』を活用して相談することができます。一人で悩まずに相談してください。」と呼びかけました。
鴨川部会では、今後も市内小中学校で人権教室を開催していく予定です。