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古来、人間は自分たちの力ではどうにもならないことを何とかしようと、願いや祈りの気持ちを様々なカタチにして表してきました。平和な暮らしを維持し、そして少しでも生活を豊かにしようと五穀豊穣を望むと同時に感謝の気持ちを込めて、獅子舞や羯鼓舞を演じてきました。漁業では、大漁を祝うとともに漁の安全を願い、めでたい図柄の万祝を身にまとう風習がありました。
そうした先人たちの思いは、21世紀の現代でもカタチを変えながら私たちの心の中に受け継がれているのではないでしょうか。先人たちがどんな思いを抱いて生活を営んでいたかを振り返る機会として、当館の収蔵資料の中から、様々な願いや祈りが込められたカタチを集めて展示紹介します。
▲羯鼓舞の頭(曽呂東区)
▲万祝(竜宮)
5月2日(金曜日)から7月13日(日曜日)まで
休館日:月曜日、5月7日(水曜日) ※ただし、5月5日(月曜日・祝日)は開館します
9時から17時まで
鴨川市郷土資料館 (鴨川市横渚1401-6)