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市の「結婚相談」に登録し、入籍をしたお二人。登録をしたきっかけなどを伺いました。
(左:田中智美さん 右;盛峰さん)
【智美さん】
結婚相談員の山下三惠子さんが私の母の同級生だったんです。
それで20代の時に母が登録の書類をもらってきて「とりあえず書いて」って言われたので、その時に書いて相談員さんに渡して登録しました。
登録したのがずっと残っていて、昨年、その相談員さんから「この人どう?」っていう電話がきて、それでご紹介していただいたという流れです。
【盛峰さん】
私は千葉の市川市の出身です。仕事がテレワークになって、平塚の親戚の家に引っ越してきたっていうのが鴨川に来た理由なのですが、ずっと家で仕事をしてたので全く出会いがなくて。
それで、結婚相談員の高梨千枝子さんの知り合いが近所にいらっしゃって「市の結婚相談に登録してみたら?」って進めてくれたので登録しました。
ただ、実家は市川市にありますし、都内の方に友人とかもおり、都内に行かないというのはわけではないので、そういうのも考えてほかの婚活サイトでもいろいろ試しはしたんです。その中で、市の結婚相談が一番話が早かった、というかトントン拍子に話が進んだ、という感じですね。
【智美さん】
知り合いである、山下三惠子さんが相談員をしているから安心だなっていうのはありましたね。
【盛峰さん】
顔が見えてる人からの紹介なので、そういった意味では安心感はあったかもしれないですね。
【盛峰さん】
失礼な言い方かもしれないですけど、そこまで期待はしてなかったんです。
大手のサイトがたくさんあるっていうのもありますし、鴨川は人口が少ないので、登録者数はそんなに多くないだろうな、と思っていたんです。
ただ、いい点としてはすごく絞られてるっていうのはあると思うんです。
他の婚活サイトは、あまりにも選択肢が多すぎる。選択肢が多いので非常に迷います。
でも市のものに関してはそういったことが全くないので、変に迷わないで済むっていう利点があるような気がしましたね。
他と比べて良い悪いっていうよりは、こちらはこちらの良いところがある、というふうに感じましたね。
【智美さん】
私は、20代のころに登録してからずっとそのままでした。
盛峰さんとは令和4年の11月初旬に初めて会って、1、2カ月くらいでお付き合いを始めました。その後、7、8カ月ぐらい経った令和5年の6月下旬にプロポーズをされた感じです。
【盛峰さん】
僕は登録したのが令和4年の7月だったと思います。
それから11月初旬に初めて会ったので、登録してから4カ月くらいですね。
【盛峰さん】
そうですね。僕の場合は、できるだけ手を広げておこうと思って男塾やセミナーにちょこちょこ行ってたんです。それなりに婚活ってものに対しては、そろそろちゃんとしなきゃなって気持ちがあったので。
それでたまたま令和4年の10月末くらいにセミナーに参加したんですよ。そこは相談員の方が5人全員いらっしゃった会場で、その時に智美さんの知り合いでもあった山下三惠子さんの目に留まったというか。
それで「盛峰さんと智美さん、どうだろうね」って話があがったっていうのを聞きました。
【智美さん】
私は老人ホームで働いているので新型コロナウイルスがすごく流行したとき、この日予定してたけどダメですっていうのが結構あったんです。でも気を使って他の日に変えてくれたりとか、予定が合わなくても合うように予定を変えてくれたところがよかったです。
【盛峰さん】
居心地の良さがありました。気を使わないで良かったですね。見栄を張らないでいいっていうんですかね。背伸びをしないで良かったっていうのがありました。
他の婚活サイトの人とかっていうのは、最初の対面のときから結構見てくる感じなんです。こっちも下手な姿を見せられないな、みたいなのもあったんですけど、市の婚活は「ダメだったらダメでいいかな」みたいな感じでいけたので、それでそのままの自分を出せたのかなっていう気がします。
【智美さん】
何かあれば相談ができるので、心強かったです。
あと、相手に言いづらいことも相談員さんが代わりに言ってくれた、ということもありました。
盛峰さんの前に一人紹介してもらってたんですけど、ちょっと上手くいかなくて。相談員さんに言って、もういいですって断ってもらったんです。そういう断りも間に入ってくれればちょっと言いやすくなりましたから、間に誰かが入ってくれるのは良かったなって思いました。
【盛峰さん】
しいて言えば、少し尻を叩いてもらったことかな。「最近どう?」って連絡が毎月来るんですよ。進捗具合とかそういうことを聞いてきてくれるんです。
特に会ってから1、2カ月はことあるごとに連絡はくれましたね。ただ、それがいいか悪いかは個人次第だと思います。私は「気にかけてくれてる」っていう気持ちだったので、そこまで気にしてなかったけど、人によってはおせっかいだと感じる人もいると思うので。
いいところでも悪いところでもあるのかなって思いますね。
▲結婚相談員後ろ、左から 山下三惠子氏、佐藤直美氏、速水眞澄氏、前、左から 高梨千枝子氏、佐瀬武代氏
【智美さん】
自分から動けないタイプは、とりあえず登録した方がいいかなと思いました。何事も動くのは早いうちがいいんだなって思いますね。
私は、人見知りなんでマッチングアプリとかだとちょっと一歩引いてしまって、うまく動けなくて。でも、市のものであれば間に入って仲を取り持ってくれるので、人見知りの人や自分からグイグイいけない人ほど市のものを利用して、くっつけてもらった方がいいかなっていう感じはしますね。
【盛峰さん】
僕目線でしか話せないですけど、ツールの使い方によって人それぞれあると思うんです。若い人とか、あと、お金いっぱい持ってるとか、そういう人っていうのは、マッチングアプリでいいんじゃないかと思うんですよ。
若さっていうのは一つのステータスですし、そういうステータスがある方は多分それを武器に戦えるのがマッチングアプリだと僕は思ってるんです。
僕みたいに会ってからじゃないと勝負ができないタイプや、内側を見てほしいとか、そういうような人っていうのはたぶんマッチングアプリに向いていないのかなって。だからそういう人はどっちかというと、直接紹介者とか人がいるタイプ、アナログタイプの方が案外道が開けるんじゃないかなって思います。
会ってから自分の良さを気づいてもらいたい、みたいなタイプの人はどちらかというと迷わないで、選択肢が少ない方が案外話が早いのかなって。そういう人は市の結婚相談に向いてるんじゃないのかな、と僕は思いましたね。
(インタビュー内容は令和5年11月10日時点のものです)