本文
9月1日は「防災の日」です。1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れないために設けられました。その時代を代表する物理学者の故・寺田寅彦氏は、“天災は忘れた頃にやってくる”という言葉を残しています。近年、地球温暖化と関連して高温や豪雨など、異常気象が増えていると言われており、その異常気象により、日本のさまざまな場所で人命・経済・農作物などの被害が発生しています。
防災には「自助・共助・公助」があり、中でも自分の身を自身で守る「自助」は、災害への備えとして極めて重要です。災害への備えとして最も大切なことは、一人ひとりが日ごろから防災意識を持つことです。
市では、今年3月に「防災マップ(地区別)」を作成しました。洪水や津波の浸水想定区域をはじめ、土砂災害警戒区域などが盛り込まれています。ホームページやスマートフォンからでもアクセスできる「防災マップ(ウェブ版)」でも最新情報を確認することができますので、まずは、ご自宅や職場、避難先としている親戚のお宅などが危険区域に入っているかどうかを確認してください。危険区域に入っている場合は、「職場にいたらこの施設へ避難する」、「自宅にいたら〇〇の親戚の家に避難しよう」など、災害時に適切な避難行動がとれるよう、ご家族で話し合っておきましょう。
天災は忘れた頃にやってきます。3年前に被災した経験を思い出し、停電や断水に備えて備蓄をするなど、日ごろから防災意識を高めていただくよう、お願いします。