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長谷川こうは、明治42年(1909年)に鴨川市で生まれました。青年時代に白樺派の作家、武者小路実篤の新しい村運動に感銘を受け、農業の傍ら文学や美術の感性を磨き、高村光雲にその才能が認められて彫刻家の道を志しました。木の持つ自然の美しさや愛を詠い上げる独自の鉈彫りの技法で、優雅さと荒々しさを兼ね備えた逸品を数多く生み出し、日本の木彫史に確固たる地位を築きました。
千葉県鴨川市粟斗に生まれ、県立長狭中学校(現高校)卒業
高村光雲に認められ上京、日本木彫会に入会、佐々木大樹、内藤伸の指導を受ける
文部省美術展入選、その後文展特選、無鑑査を経て日展審査委員
サイゴン国際美術展にて「浄池」(木彫作品)を出展、彫刻最高賞金メダル受賞
常陸宮様御婚礼に際し「啓明」太子像謹作
東京湾観音(56メートル)体内仏(木彫24体)完成、記念展開催
釜石大観音(48.5メートル)体内仏(木彫44体)完成、記念展開催
釈尊と十大弟子完成、記念展開催
千葉県教育功労者受賞
千葉県文化功労者受賞
千葉県美術会会長、房総芸術文協会副会長、千葉県立美術館協議会委員、千葉県文化振興財団理事、国民文化祭実行委員
文部大臣表彰受賞(地域文化功労)、小品を中心に鴨川市郷土資料館にて個展開催
鴨川市民ギャラリー完成記念展開催、鴨川市名誉市民となる
鴨川市民ギャラリーで長谷川こう特別展開催
米寿記念展を鴨川市民ギャラリーにて開催
鴨川市制30周年を記念して62点の木彫作品を鴨川市に寄贈
鴨川市制30周年記念長谷川こう彫刻展を鴨川市民ギャラリーにて開催全国
主要デパート個展30回
逝去