ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 郷土資料館 > 人馬一体の勇壮な技 吉保八幡神社のやぶさめ

本文

人馬一体の勇壮な技 吉保八幡神社のやぶさめ

ページID:0024582 更新日:2023年10月12日更新 印刷ページ表示

 9月24日(日曜日)、吉尾地区の吉保八幡神社で4年ぶりに流鏑馬(やぶさめ)神事が行われました。

 これは、境内前の田んぼ沿いに設けられた約210メートルの馬場を疾駆しながら矢を放ち、約10メートル離れた3つの的を射って来年の稲作の出来具合を占うものです。1番的を「早稲(わせ)」(早く実るイネの品種)、2番的を「中稲(なかて)」(早稲と晩稲の中間のもの)、3番的を「晩稲(おくて)」(遅く実るイネの品種)とし、馬場を3回走り、計9本を騎射します。

 鎌倉時代中期に始まったとされ、約800年の伝統を持つこの神事は県内では唯一本格的な流鏑馬で、昭和40年に県無形民俗文化財に指定されています。

 射手は禰宜(ねぎ)の吉野秀二さん。放った矢が2走目の1番的と3走目の3番的に的中すると、馬場脇で見守っていた大勢の観衆から、歓声と拍手が送られました。

 「来年は早稲と晩稲が豊作」の託宣を氏子らに伝えた鈴木利和宮司は「天気も良く、久しぶりにお祭りが開催できてよかったです」と話していました。

やぶさめ神事の写真

▲2走目の1番的と3走目の3番的に見事命中

神事が終わった的を配布している写真

▲的は虫除けの御利益があるとされているため、破片を持ち帰る人も多くみられました

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されていましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現はわかりやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?